接遇塾blog

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落としたコイン

2022/10/10

コンビニで買い物をした。

最近のレジは預り金を入れると

お釣りがジャラジャラと自動で出てくる。

そのジャラジャラを店員さんが床に落とした。

本来だと落とした小銭はそのままで

ドロアの中からコインを取り出しお客様に渡すのがマナーだ。

しかし

取り出そうにもドロアは開いていない。

キーを持ってきれば開くだろうが

店員さんもそこまではしない。

拾い上げたコインを

何事もなかったかのようにトレーに載せて返してくれた。

研修をしていてつくづく思うのが

従来のマナーは過去の遺物になっているのが結構ある。

「落としたコインはそのまま、ドロアから別のコインを返してください」

などと言うと

聞いている方は「へ?」っと思うだろう。

「わざわざドロアを開けるのですか」と言われてしまう。

現実的ではない。

かといってそのまま返すのもNGだ。

自分で落としたコインはそのまま財布に入れるのに

人が落としたものをそのまま返されると不快に思う。

人間とはそうしたものだ。

手元にあるペーパータオルなどでさっとふくのがベストだ。

息を吹き埃を払う

手で拭う

自分の服で拭く

などは昨今の状況からして避けた方が良い。

 

誤字・脱字

2022/10/09

気付いていない間違いは結構あるものだ。

今後の予定もあってブログを読み返してみた。

誤字・脱字が結構ある。

中でもコーヒーの種類を間違えていたのには

我ながら閉口した。

ブルーマウンテンを買ったのにキリマンジャロと書いていた。

研修の資料も見直しをしたはずなのに

誤字・脱字が結構ある。

自分で打ち込んだ文字は自分が見直しても間違いに気づかない。

文字は知らず知らず全体で読んでいるからだ。

「ありがうとござまいした」

「その通りでごいざます」

「明日こらちからまいります」

正しく読めてしまうのだ。

一字一字見ているようで見ていない。

まして、自分の書いたものであれば

尚更、全体を一気に見て「これでよし!」となる。

他人にチェックしてもらうに限る。

私は家人にチェックを頼む。

書いた本人でなくても上記の理由で間違いを見落とすことがある。

その場合、最終確認者に

責任転嫁をすることが出来る。

 

売る気

2022/10/08

「仕入れてくれたものは俺が全力で売る」

山梨のスーパーの店長さんがテレビで話していた。

その売り方とは

マイクパフォーマンス。

商品を丁寧に説明するだけではなく

従業員さんのことも愛情をこめて紹介する。

「商品を並べるだけでは売れない」

まさにその通りとテレビに向かって拍手を送る。

マイクパフォーマンスのスキルもさることながら

大繁盛店の所以は

買ってもらいたいんだ!

お客様が来てくれることが嬉しいんだ!

その気持ちが前面に出ているところにある。

「話しかけるとお客様が嫌がるから」

と、腰が引けているようでは

商品は売れていかない。

もちろん、しつこく話しかけるのはNGだが

「いらっしゃいませ」に続く言葉くらいは言う方が良い。

そうしなければ

「売る気がない」と受け取られる。

売る気がない人の店で買う気になるお客様は

殆どいない。

 

予想通り閉店しました

2022/10/07

やはり閉店してしまった。

以前このブログにも書いたスイーツ屋さん。

人出が足りなくてお昼休憩時に一時閉店していた店だ。

既に次の出店が決まっていたので

場所としては悪くないのだろう。

売り物も同じスイーツだ。

閉店するだろうという店は大体わかる。

従業員さんが疲れ切っているのだ。

売れないことが当たりまえになり

負け癖が付いてしまっている。

加えて店も埃や汚れが増えていく。

利益を生まない店舗に投資をすることは難しいが

掃除はできる。

閉店してしまったスイーツ屋さんも

ショーケースの中の商品が倒れていたり

ショーケースの上が色んなもので煩雑になっていた。

自論ではあるが

打つ手なしの状況だとしても

汚れやほこりが無くなるだけで閑古鳥は住みにくくなるものだ。

 

景気の良い話

2022/10/06

空港に着くまでの時間を図ったようなトーク劇場だった。

タクシードライバーさんの話だ。

実に話題が豊富だ。

しかも明るく景気が良い。

数千万~数億円のワイン、ウイスキー、鯉の話だ。

雑談を苦手とする人が多い。

何を話したら良いかわからないということで

研修でもよく相談を受ける。

使えるトピックスと同時に明るい話題にするように伝える。

暗い話題は体に悪い。

「最近の景気は底なしですね。物価は値上がりばかりで。近所のご主人もリストラになったようです。

なんか曇ってきましたねえ。カラスも鳴いてるし」

そんな話をされると帰りはどんより暗くなる。

言葉は耳から体の中に入ってくる。

誰しも

暗い言葉で気持ちを満たしたくはない。

少々、脚色してもいいので

明るい話題をするに限る。

 

配慮の言葉

2022/10/05

「あまりお時間がないのですがよろしいですか」

2時20分。

オーダーストップまで10分、店を閉めるまで40分。

アイドルタイムは店を閉めるようだ。

慌てて料理を注文する。

「ギリギリの時間にスミマセン。3時までですよね」

「もう少し大丈夫ですから、お料理も秋らしくなっています。

どうぞゆっくり召し上がってください」

優しい配慮だ。

その言葉に甘えてゆっくりすることはないが

そう言ってくれるだけで気持ちにゆとりができる。

従業員さんは早く後片付けをして帰りたい、休みたい

だから、早く帰ってほしいと思うものだ。

気持ちとは逆の言葉をかけることによって

「感じの良いお店だ」

「また来たい」

再び足を向ける動機づけになr。

 

福の神

2022/10/04

彼女は高らかに良く笑う。

笑い声で店の中に光が舞う様だ。

いや

実際にはお金が舞い込んできている。

彼女はブティックの店員さんだ。

服を勧めながらも冗談を言いながらも

周りの空気を浄化するように良く笑う。

笑い声に呼び寄せられるようお客様がドンドン入店する。

他の店のようにバーゲンをやっているわけでも

お得商品の札もない。

なのにレジには購入商品を持ったお客さ様の列ができた。

当たり前だが

明るいところに人は集まる。

そして

明るいところでお金を使いたくなる。

明るいところで買ったものは「福」がたんまり付いてきそうだ。

 

手書きメッセージ

2022/10/03

メルカリで本を買うことがある。

個性が感じられる梱包も届く時の楽しみのひとつだ。

先日届いた荷物には

5円玉が入っていた。

「ご縁がありますように」とメッセージが添えられていた。

ひとつ、ひとつ商品を発送するたび

こうやって準備されているのだろう。

売れていくことは商品力だけではないこと

リピートしてもらうのは人間力が必要なこと

わかっていても「面倒」が先に立つ。

メルカリはいわゆる個人商店の集まりだ。

自分の人間力で売り上げを伸ばさないといけない。

百貨店などの大きな組織も

創立者の人間力から始まった。

大きくなればなるほど

社員が増えれば増えるほど

人間力が目立たなくなるところが多い気がする。

”そんなことはない”と反論を受けるかもしれないが

そんな組織や人に言いたい。

5円玉はなくともよい

手書きのメッセージだけでもよい。

たまに書いてみてはいかがだろうか。

受け取ると存外、嬉しいものである。

 

ジェスチャーが語るもの

2022/10/02

感染症対策のため

レジの列も間隔をあけるよう並ぶ位置を指定している。

「こちらにお並びください」と書かれた場所で待っていた。

年配の男性があらぬ方向からレジ台に商品を置いた。

並ぶ位置がわからなかったのだろう。

すると店員さんは商品を押し返し

無言で並ぶ位置を手で示した。

一瞬、胸が痛くなった。

店員さんにしては拒絶も指示もしたつもりはないだろう。

しかし

そのジェスチャーにタイトルを付けると

「拒絶」と「指示」だった。

時としてジェスチャーは言葉よりも人を傷つける。

言葉よりもわかりやすく本心が出るからだ。

 

配膳ロボット

2022/10/01

最近は旅館やレストランでネコが配膳してくれる。

正しくは「ネコ型配膳ロボット」だ。

普通はテーブルにやってくると料理を自分で取るのだが

少々、単価がお高めに店になると

ネコの後ろに店員さんが付いてきて

料理をテーブルに載せてくれる。

実はこういった対応がとても大事と思っている。

忙しくて手が回らない時は

本来のロボットの使い方でよいが

手が空いているときは人間らしさを出すべきだと思う。

DX、効率でできた時間はお客様最優先で使う。

ロボットの珍しさは1か月もすれば薄れるが

人的なサービスは終わりがない。

発揮できるチャンスは逃さず人が動くべきだ。

それとね

ネコの後ろに人間が付いて歩く光景も

なかなか可愛いものなのよ。

 

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