教える人に似ます
2021/06/25
お蕎麦屋さんに行った。
愛想の良いおかみさんのいる店だ。
繁盛店の理由はおかみさんの応対によるところも大きい。
おかみさんらしき人が迎えてくれた。
「らしき」とは本人ではないからだ。
でもよく似ている。
話し方も声のトーンもそっくりだ。
失礼ながらお顔をじっと見た。
やはり違う人だ。
しかし話し方・所作がそっくりなのである。
親子という年齢ではない。
おかみさんがしっかり指導し
教わる方は忠実にこなした結果だろう。
指導を受けた人が指導した人に似るのはよくあることだ。
指導者は自分と同じレベルになるように教える。
教わる方は真似る。
双方そんなこと意識していなくても
職場には指導者のコピーが出来上がっていく。
教えるとはそれほど重要なことと
改めて「おかみさんらしき」彼女を眺めた。
2枚看板が育ったようだ。
何のための機械化か考える
2021/06/23
最近コンビニに行く回数が減った。
なぜか
ほぼどこも会計がセルフ化されている。
コロナ感染を考えると仕方がない。
しかし
問題はそれではない。
店員さんは金額を告げるとずっと立っている。
一方の客は忙しい。
カードで支払う。
カードを財布になおす。
財布をバッグに入れる
自動で出てくるレシートを取り
バッグからマイバッグを出して広げる。
販売台に置かれた商品を無造作に袋に詰める。
くどいようだが店員さんは
じっと立っている。
いやじっと客の動向を見ている。
見られていると焦る。
後ろに列ができているとなると
空気を読む私は余計に焦る。
よって商品は乱雑にマイバッグに入れる。
家に帰り変わり果てたスイーツを見て泣く羽目になる。
ひと手間加えた魅力的な商品を次々開発し
売上の確保にどこも躍起だ。
しかし
応対はドンドン手抜きになっているような気がするのは私だけなのか。
コンビニの偉い人はあの状態を見て
何かが違う・・・と感じていただけないものか
あれが進化したコンビニの姿なのか。
機械化して余った時間は応対にあてることで
コンビニがより便利で通いやすいものになる
と、思う私は時代遅れなのか。
統一名称で
2021/06/23
昔一緒に働いていた人が
台所用洗剤を「ママレモン」とよんでいた。
漂白剤はいかなるメーカーであろうと「ハイター」と呼ぶ。
いずれも彼女がずっと昔から使っていたものの名前である。
ブランドが変わろうと
彼女にとっての洗剤は「ママレモン」なのである。
私など「ママレモン」と聞くと懐かしく
流しの隅に置かれていた黄色の容器を思い出す。
昔はママレモン一色だった。
こういう郷愁を呼ぶ言い方は嫌いではない。
しかし一緒に働く仲間は戸惑う。
特に世代が離れると一切伝わらない。
職場での呼び名は統一しておくことが大事だ。
出来るだけ正式名称で統一すること。
そうすれば
新人さんでもパッケージを見ればわかる。
むやみに縮めたり通称で呼ぶと
慣れない人は探すのに時間がかかるし
勘違いでトラブルにもなることもあるのだ。
さて
今日はこれから出張でブーゲンビリア空港に向かいます。
正式には宮崎ブーゲンビリア空港です。
ヒールと歩き方
2021/06/22
昔は通常5センチのヒールを履いていた。
年を取るとともに辛くなった。
「黒岩さんにはずっとヒールを履いていてほしい」
友人の言葉だが約束は早々に反故にした。
最近はもっぱらウオーキングシューズだ。
足に問題はなくなったが
歩き方が悪くなった。
ペッタンペッタン体重移動してしまう。
いささか見栄えが悪い。
研修では歩き方を練習を取り入れるときがある。
すり足や音を立てての歩き方はNGだ。
とはいえ
モデルのような歩き方を
忙しい職場でやっている場合ではない。
1本の線を挟むように歩くと良い。
更に鎖骨を前にして歩くと美しくなる。
今日は埼玉の企業様で研修だ。
研修中はスリッパに履き替えるので
3センチのヒールで出かけることにしよう。
早まった
2021/06/21
コードレスイヤホンはなかなか優れものだ。
コードは絡まないしウオークマン本体は
バッグの中にしまっておける。
何より音質が良い。
しかし、ふと不安になった。
コードがないイヤホンは落ちやすいのではないか。
つかまる場所がなく足場だけの
ロッククライミング状態だ。
調べてみた。
何と駅の落とし物の問い合わせが年間500件以上。
問い合わせていない人を入れると
駅だけでもかなりの数落下しているということだ。
購入を早まったか。
問題回避型の私はここで対策を考える。
飛行機の中は落ちても拾えるのでよしとする。
電車は降りる前に外す。
歩く時はバッグの中。
これで落ちてもなくなることはない。
いや、まだ何かあるかもしれないと考える。
心配性の悪い癖だ。
しかし、問題回避型は
あらかじめ最悪を予測し対策を打つことができる。
職場に一人は必要な人材だが
発言権を持ちすぎると議事が先に進まなくなるという欠点がある。
そして
考えすぎる対策は無駄骨折りになることが多い。
結局
「コード付きイヤホンも持って出かける」
ということで私の対策はここに極まる。
読むより見る
2021/06/20
コードレスのイヤホンを買った。
ウオークマンに接続した。
文字で書くと1行だが
そうやすやすと接続させてはくれなかった。
組み立て家具も電気製品も
今どきの説明書は不親切だ。
イラストだけで説明しようとしている。
「なんで?」
「どうなっているの」
「不良品か」
こんな単純なことで世の中に置いて行かれるわけにはいかない。
格闘ののち接続できた。
出来てみるとイラストだけの説明書はよくできてる。
文章で書かれるよりもわかりやすい。
文章や言葉は細かく説明しようとすると
余計にややこしくなる。
親切に言おうとして
患者様、お客様に求められていない
わかりきったことまで説明する時もある。
まさに蛇足だ。
文章という無駄を省いた説明書。
「読む」より「見る」方が早いことを改めて教えてくれる。
効率的な作業方法
2021/06/19
漢字を忘れることがある。
PCやスマホを使っていると
書くことがめっきり減り
脳が退化していくようだ。
漢字ジグザグというパズルを始めた。
漢字をマスにひたすら埋めていくものだが
これが意外と面白い。
何時間でもできそうなので危険極まりない。
ゲームに夢中になる人の気持ちがわかる。
1時間と決めた。
しかし
漢字を忘れないためとはいえゲームである。
ゲームだけの1時間ももったいない気がする。
海外ドラマを見ながらやることにした。
どちらかに集中した方が身に付きやすいと思うが
昔から同時進行の作業を好む方である。
さて
職場でも作業スピードを上げることが必須である。
作業スピードを上げるためには
同じ動作を繰り返すこと。
家で料理を作るときも同じだ。
野菜は必要なものを全て洗う。
包丁作業はまとめて終わらせる。
同時にやっていいのはお湯を沸かすくらいか。
あれこれやるのは効率的に見えて
作業が散らかり手数も多くなる。
作業場やデスクが散らかっている人がこのタイプだ。
私の場合も
ドラマに夢中になるとパズルを間違える。
消してやり直しだ。
海外ドラマはもっぱら刑事ものが好みだ。
パズルに熱中すると
いつの間にか犯人が捕まっている。
犯人が分かったドラマを巻き戻して見るほど
つまらなく非効率なものはない。
お姉さんとおばさんの違い
2021/06/18
髪の毛の質が悪い。
1本1本が自己主張しあらぬ方向を向くのである。
梅雨の時期は更に悲惨な状態が続く。
使い込んだホウキのようだ。
先日、毎月研修に伺う会社の方が
お奨めの「オイル」を送ってきてくれた。
夜髪を乾かした後つけておくと
なんと、朝は素直に収まっているではないか。
加えて香りが良い。
アロマ効果もある優れものだ。
さて
職場では身だしなみが大事だというのは
言うまでもない。
特に第一印象は90%近くが目から入ってくるもので決まる。
髪を整えるだけで印象がぐっとアップする。
私は常々
「お姉さん」と「おばさん」の違いは髪だと思っている。
髪に気が配れなくなった時点で
「おばさん」への階段を上るのである。
上りかけた私は
いや
随分上っていた私はこのオイルによって
数段引き戻された気がしている。
往復仕事
2021/06/17
昭和の食堂をコンセプトにした店に行った。
行列ができている。
仕方なく私も行列の一部となった。
2人、4人、3人とお客様が出てきても
入れ替わりの誘導がない。
この行列の原因が何なんか・・・すぐに予測はできた。
中に入り予測は確信に変わった。
料理は間に合っているのに
配膳・片づけ・オーダー取りが間に合っていないのだ。
原因は山のようにあるが
いわゆる「食堂のおばちゃん」の位置づけの女性が
片道仕事しかしていない。
配膳をしても
ドリンクのオーダーを聞いても
近くのテーブルの片づけが残っているのに
手ぶらで戻っていく。
一人のお客様のグラスにお水を注ぐ。
周りのテーブルを見ずに戻っていく。
よって
作業は山積みになっていく。
外の行列は長くなる。
「食堂のおばちゃん」に
往復仕事ができるように指導してあげるだけで
売上は間違いなく伸びる。
忙しい、忙しいと言っている職場でも
結構ありがちな現象である。
さあ、今日は午後から3か所をつなぎ
リモートでの接遇研修だ。
しかし
つくづく
昭和の時代には考えられなかった研修スタイルである。
新店舗を訪ねて
2021/06/16
オープニングスタッフ研修をさせていただいた。
昨日はそのショップがオープンの日だった。
手土産と共に訪ねてみた。
良い緊張感の中
皆様笑顔で出迎えてくれた。
清潔感溢れるショップ
センス良くディスプレイも出来ている。
やはり
新しいことのスタートはいいものだ。
会社員時代にオープンさせてきた数々の店を思い出す。
派手な宣伝のため
お客様が詰めかけサンプルケースのガラスが割れた。
待ち切れなかったのだろうか
サンプルを持って帰られた時もあった。
予想の倍以上の売り上げで大混雑になったときもある。
どれも「嬉しい悲鳴」ではなく
「失敗」である。
極端に安くするかビッグプレゼントをすれば
お客様は集まる。
しかし3日もすれば波が引くようにお客様は去っていく。
今回のショップのように
完璧な姿でお客様を迎えることが大事である。
体制が整えば後々何でもできる。
さあ
今夜は医療従事者のためのセミナーだ。
早々に満席になったとのこと。
体制を整え備えることとしよう。