礼儀正しい運転手さん
2018/03/21
昨日は横浜の企業様で研修でした。
駅からはいつもタクシーで現地まで。
駅で待機中の黄色いタクシーに乗り込みました。
・・・と、突然運転手さん
「まだ勉強中でして、場所によっては探すのに手間取るかもしれません」
どうやらこの地域ではまだ日が浅いようです。
スマホを渡して場所をお願いしました。
「カーナビにセットしてよろしいでしょうか」
「右折して向かいます。その方が早いと思います」
「ここを進んだところで右折します」
走り始めても丁寧な説明と言葉のオンパレードです。
”礼儀正しい人”
これが第一印象です。
この運転手さん
私にだけではなく、歩行者やすべてに対して丁寧です、
横断歩道の歩行者を見ると
手をスマートに動かし「どうぞ」と通してあげています。
右折車がいると
パッシングして先に通してあげることも。
どうせ前の車がつかえているので
私の所要時間には全く問題ありません。
「色んな場所で道を覚えてどこでも回れるようにしたいんです」
まだ20代かと思われる若い運転手さん。
恐らく近い将来
色んな人に指名を受けて
売れっ子の運転手さんになると確信しました。
こう言った場合に限り、
私の予想は
かなりの確率で当たります。
不快はこんなところでも与えています
2018/03/19
意識と無意識の力の差は一説では
無意識の方が2万倍大きいといわれます。
接遇においてもお客様の無意識は取り扱い注意ですね。
先日行った飲食店。
カジュアルな路面店です。
食事に満足してお支払いのときです。
カルトンに乗せた代金をレジの女性は
片手でひったくるように自分の方にシュッと引き寄せました。
「えっ」
私は何か店員さんを不快にさせることをしたのかしら
小銭を出すのに少し手間取ったからか
「えっ」
と同時に無意識が「イヤだな~」と感じました。
店員さんは何気なく
何も思わずにやった所作かもしれません。
しかし
最後に受けた印象が店の印象として
私の記憶に格納されてしまいました。
わずかな
本当にわずかな瞬間でした。
無意識は瞬時に判断するのですね。
では
無意識に不快を与えないようにするにはどうしたらよいのか
・・・といっても様々なシチュエーションがありますので
それぞれポイントがありますが。
預り金の際は
両手でほんの少し持ちあげるようにしてみてください。
決してカルトンの端をもって引きずり寄せることがないように。
サービスはどこでも必要です
2018/03/11
付き添いで都内の税務署に行きました。
当然ですが混んでいます。
ところが椅子がひとつもありません。
行列に並んでいた女性が不満を言い始めました。
「椅子ぐらい置いときなさいよね~」
「ああ・・・足がしびれてきた」
無言で立っている方もつかまる所を探しています。
税務署は知らん顔かというと
そうでもありません。
壁にA4サイズの紙が貼られています。
そこには
「ご気分の悪くなられた方は巡回中の職員にお声をかけてください」
と書かれています。
どうやら
ご気分の悪くなる人がいるのは予測できているようです。
しかし
巡回中のスタッフはどこにもいません。
「こっちは税金払いにきているのにね~、椅子の一つもないなんてね~」
もっともだと頷く人が増えてきました。
紙を貼ってもサービスにはならないですね。
これはお店でも同じです。
POPを貼っても伝えたことにはならないですね。
口頭で伝えること
目配りのできる立ち位置に人を配置する
予測して椅子が必要なら用意しておく
・・・とまあ、普通の企業ならやっていることですね。
税務署だからサービスは必要ないと思っているのかもしれないですね。
税務署だからこそ
必要ですよね。
特にニュースで騒がれている今は・・・。
お待たせは苦情の嵐
2018/03/07
先日は付き添いで病院に行きました。
大きな総合病院です。
大勢の患者様でたくさんある椅子も座れない状態です。
「予約してあるのになんでこんなに待たせるんだ!」
男性の患者様が怒り始めました。
「しっ、わかったから」
奥さまが周りを気にしてさとしています。
「やり方が悪いんだよ!」
「30分くらいなら理解できるけどこんなに待たせるのはおかしいよ!」
どうやら怒りは収まりそうにありません。
「いったいどうなっているんだ!朝の9時から来ているんだよ!」
今度は別の患者様が怒り始めました。
不満の空気は伝染していきます。
そして伝染したほうが爆発力が強かったりします。
後から怒り始めた患者様は
「こっちだってタダでみてもらってるんじゃないんだ。ちゃんと金を払っているんだ」
自分が発した怒りの言葉でさらにヒートアップしていきます。
しかし、その後雰囲気は変わっていきます。
直接怒られている看護師さんは返す言葉を見失っていますが
さっきまでつっけんどんな応対をしていた他の看護師さんたちが
心なしかやさしくなってきました。
「お待たせして申し訳ございません」
「お気をつけてお帰り下さね」
「もう少しですからお待ちくださいね」
やさしい言葉があちこちで聞こえてき始めました。
やさしい言葉は
怒っていた患者様の心も鎮めていきました。
ちょっとした言い方
2018/03/03
昨日は午前中が打ち合わせ
午後がマンツーマンセミナーでした。
家に帰る時間がなかったので途中でレストランに入り昼食。
なぜか横浜駅からナポリタンの気分になっていました。
「ナポリタンをお願いします」
「はい、かしこまりました」
店員さんは20代のきれいな方です。
笑顔で答えて体の向きを変えました。
軸足が動かないうちに振り返り
「スミマセン。ナポリタンは本日売り切れてしまいました」
「あっ、そうですか・・・では、ハンバーグ定食を」
「はい。あっ、和風ハンバーグしかないですが・・・よろしいでしょうか」
「はい、いいです」
と答えはしたものの・・・・
なぜか損をした気分。
「・・・しかないですが・・・」
は控えた方がいいですね。
「本日のハンバーグは和風ハンバーグです」
でよかったですね。
それしかなかった和風ハンバーグが運ばれてきたら
なんとなく残りもののような気分になってしまいます。
「・・・しかないです」
「これだけでよろしいでしょうか」
「ひとつでいいですか」
などは接客用語として使わない方が無難です。
ちなみに
それしかなかった和風ハンバーグは
本格的なお味でとても美味しかったです。
「男は愛想が悪い」
2018/02/27
「男は愛想が悪い」
バス停で出会ったおじさんの一言です。
バスを待っていると大きなバッグを抱えたおじさんがやってきました。
「寒いからこれがいいんだ」
見ると片手に日本酒のワンカップが。
「いいですね」
そう答えると
「愛想がいいね~」
・・・で、冒頭の言葉が続きました。
話しかけても返事が返ってこないか
ギロッとにらまれるようです。
まあ、ワンカップ片手だと少々警戒されるかもしれませんね。
「だからね~、話しかけやすい人はわかるんだよ」
バスが来るまでおじさんの話は続きました。
バス停や駅のベンチはさておくとして。
店員さんは
絶対に話しかけやすい雰囲気が大事ですね。
でも、どうすればいいの。
では 今日も一つ。
ぼ~っと立ってみる。
さあ、何でもどうぞ!!といった意気込みも大事ですが
たまに”私はスキだらけですよ”といったように
ぼ~っと立ってみてください。
話しかけやすくなります。
一日中やると上司に怒られますからね。
たま~にですよ。
電話応対JSS
2018/02/20
電話応対が苦手です・・・といったご相談が
ほぼ毎日届きます。
苦手意識も人が多くなった原因はまた書くとして
苦手意識をお持ちの方が
全てセミナーにお越しいただけるかというと
日程や場所やらで難しい場合が多いです。
そこで
ほんの少しでもお力になればと
今日もひとつ。
落ち着いて電話に出るためには
JSSです!
なんじゃそれは??
と思いますよね。
”準備””姿勢””深呼吸”です。
準備は
必要なものは手を伸ばせば届くところに準備する
そして不要なものは全て処分しておく。
姿勢は
挨拶のときだけでも背筋をピンとのばす。
深呼吸は
まず「吐く」そして「吸う」そして電話に出る。
文字だけではわかりづらいかもしれませんね。
まずは自己流でもいいですので
JSSを実行してみてください。
意外と効果があります!
売れない姿勢
2018/02/18
先日、テレビで見たチェーン店。
ものすごく売れている店のマネージャーと
ものすごく売れていない店のマネージャーを見ました。
番組内では触れられることがなかったのですが
売れない店のマネージャーさん
姿勢が悪いのですね。
壁にもたれかかったり
片足に重心を乗せ足をクロスして立っていたり
商品を棚に置くとき
片手でポイと投げ置くように置いています。
売れない原因は「立地」だと番組内では言われていました。
確かに従業員ではどうすることもできない
ハード面もあると思います。
しかし
数分映る映像で、
姿勢の悪さが数回映し出されるとは
恐らく様々な場面で反映していると思います。
番組では
本部としてイベントや訴求に注力し
不採算店舗の復活のモデルにすると締めくくっていました。
が・・・、
はたして??
では、今日もひとつ。
台や壁にもたれない。
(お客様がいる、いないに関わらず)
これを徹底するだけでお客様への対応も変わってきます。
もちろん数字も変わってきます。
繁盛を演出
2018/02/16
巣鴨の商店街を歩いてきました。
商店街を歩くのは勉強になります。
まさに店員さんがお客様の足を向けさせているのがわかります。
行きに見かけたパン屋さん
男性の店員さんが声を出して呼び込みをしています。
お行儀の良い上品な呼び込みです。
しかし
お客様の足は止まりません。
ところが
帰りに見ると行列ができています。
呼び込みをしているのは
60代くらいの女性店員さん
「はい、はい、おいしいパンですよ~
はい、ありがとうございます!」
「は~い、はいありがとうございます」
「はい」といわれるたびに
どんどんパンが売れているのがわかります。
行列が一旦できると
あとは人が人を呼びます。
「なんだろう、あの行列は」
「わ~、おいしそうなパン。買って帰ろうか」
間違いなく
お客様を呼びこんだのは
「は~い、はい、はい」
店員さんの声ですね。
いかにも売れていそうな声です。
でも、なかなか声を出すのは恥ずかしい~
といった人もいますよね。
では、今日もひとつ。
手をたたく。
パン!、パン!と手を叩いてみてください。
声も出しやすくなりますし
お客様の意識も向けさせることができます。
自己紹介の目的
2018/02/15
先日友人から問い合わせがありました。
「自己紹介のアドバイスある?」
彼女は公的な機関にお勤めです。
どうやらスピーチのお仕事が入ってようです。
自己紹介はつかみの部分、
そして自分の名前を覚えてもらうための最大のチャンス
その後のスピーチの流れを決める最大のチャンス
・・・で、もろもろアドバイスしました。
彼女も仕事に対して真剣です。
「ガンバル!」との頼もしい言葉。
しかし、そこから数日後
先輩からのアドバイスがあったようです。
「フルネームは言わない方がいい。名前はあまりアピールしない方がいい」
理由は、あまり名前を覚えられほういい・・・といったことでしょうか。
ちなみに彼女の仕事はシークレットなものではなく
国民の皆さまのお役に立つことを目的としたものです。
それが名前を覚えられないほうがいいとは
少々、後ろ向きな気がしてしまいました。
まあ、それはさておき
一般の自己紹介は
名前を覚えてもらえるよう
少々、ユーモアを交えて言ったほうが効果はあります。
ユーモアまではいかなくても
インパクトを与えるのは大切ですね。
では、今日もひとつ。
名前を言う前に一呼吸おいて
名前だけは少々ゆっくりめに言ってみてください。
これだけでもインパクトはあります。