黒岩ちえこの接遇セミナー 立て直し
2013/11/24
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
売り上げの低迷に悩む企業や店舗は多いですよね。
どうしたらいいのかわからず迷路に入ったように感じるものです。
しかし、よ~く見るとその迷路には光があふれているかもしれません。
近所のお弁当やさん、半年くらい前のことです。
いつもと空気が違うと感じ中を覗いてみました。
本部の教育担当の方らしい人が指導に入っています。
まぁ、この方の仕事ぶりが素晴らしい!
いわゆる「後ろにも目がある」タイプの方ですね。
店全体に活気があふれています。
店員さんも動きにキレがあり、表情も生き生きしています。
しかし、数日後通りかかるとあれっ、元に戻ったかなという雰囲気。
店員さんの声も小さくなり、顔もうつむいたままです。
指導効果ももはやこれまでか・・・。
ところが今日通りかかったら、大勢のお客様で賑わっています。
指導を何度も継続したのでしょうね。
定着するまで繰り返し、指導されたのだと思います。
すぐ近くにもう1軒お弁当やさんがあります。
どちらかと言えば、以前はこちらの方が賑わっていました。
久しぶりに覗いてみると、商品の作り置きは以前の半分くらい。
「いらっしゃいませ」もなくレジにもすぐに出て来てくれません。
お客様は教育されていると感じる方に引き寄せられていきます。
指導はまるで強力な磁石のようですね。
今度はこちらのお店が、売り上げ低迷の迷路に入ってしまったようです。
黒岩ちえこの接遇セミナー マッチ売りの少女方式
2013/11/23
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
今年もXmasが近づいてきましたね。
寒くてもXmasのイルミネーションを見るとあたたかな気持ちになります。
そして思い出すのが、寒い日に店の外に出て販売をしたことです。
Xmasではなかったのですが、寒い日でした。
雪の舞う中、通りを行き交う人に
「いらっしゃいませ~!○○はいかがですか」
チラ身をして通り過ぎる人がほとんどです。
太陽も傾きかけたころ
「まあ。こんな寒いのに外で売ってるの?」
とても寒そうに見えたのでしょうね。お客様が心配して声をかけてくれました。
「はい。とても寒いんです。」
「でも売らないと中に入れないんです」
「いいわ。買ってあげる」
自転車で通りかかった男性は
「帰りに買ってあげるからね」
そして、本当に帰りに買って行ってくれました。
気温の下がるのと反比例して、優しいお客様が増えていきました。
寒そうにしている姿を見て気の毒に思ってくれたのでしょうね。
こんな「マッチ売りの少女」方式で、見事ノルマを達成したものでした。
ちなみに、わざと寒そうにしたのではないですよ。
本当に寒かったのです。
黒岩ちえこの接遇セミナー ポールマッカートニーをおもてなし
2013/11/22
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
チケットをいただき、ポール・マッカートニーのコンサートに行ってきました!!
想像を超えるすごい人数です。
「神様が動いているのが見えるだけでいい」
そんな声が私の後ろから聞こえてきました。
そうですよね。伝説の人です。神様です。
期待感が高まり会場へ。
入り口で「サイリウム」なるものが配られていました。
ポールには内緒の演出だそうです。
アンコールの「YESTERDAY]でサイリウムなる光るものを一斉に掲げようというものです。
会場が一斉にピンク色になるサプライズです。
5万人が一斉にピンクの光でおもてなしです。
会場が一体感に包まれていきます。
皆が同じことをすることで気持ちが一つになりパワーが増していきます。
このピンクのおもてなし、ポールが感動してくれたのか
アンコールも含め3時間弱の長いコンサートになりました。
ステージの上の神様は71歳。
多くの感動を置き土産に今日、日本を発ちました。
黒岩ちえこの接遇セミナー 影響力
2013/11/21
時代を変えた人たち。高知駅前の銅像です。
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
いつも利用する都内の公共施設があります。
「親方日の丸」とはよく言ったもので
窓口の応対も「おもてなし」とはほど遠く厳しいものがありました。
利用するたびに緊張です。
怒られないように・・・、質問は控えめに・・・。
利用する私の方が、気を遣い愛想よくしたものでした。
しかし、このひと月前ぐらいから変わってきたのです。
最初は「感じのいい人もいるな」といった個人の変化でした。
やがて、今まで笑顔のなかった人も笑顔になっていきました。
言葉かけが、一言増えてきました。
「いつもと同じでよろしいですか」
「今回は〇〇はよろしいですか」
「○○もご用意しておきましょうか」
「ただ今、〇〇をご用意いたします。少しお待ちくださいませ」
すごいですね。何があったのでしょうか。
事務所内を見渡してみました。
いつも厳しい表情でいたベテランさんらしき方がいないのです。
代わりに、ピッカーと光るぐらいの笑顔の方がいらっしゃいます。
この方の影響か!とピンときました。
私たちは誰でも、時代を変えるほど、影響力のある人にはなれなくても
職場を変えることは出来るかもしれません。
気付くと、あちらこちらで利用者様と職員さんが談笑しています。
ほんの少し前までは見られなかった光景です。
飾られたばかりのXmasツリーに温かな明かりが灯っていました。
黒岩ちえこの接遇セミナー 力士のお辞儀
2013/11/20
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
大相撲九州場所中ですね。(写真は両国です)
楽しみにしているファンの方も多いと思います。
どこを見て、いつからファンになるのでしょうね。
私も最近「素晴らしい!」と思う力士を発見しました。
豊真将という力士です。
何が素晴らしいかというと、お辞儀です。
しっかりと相手に体を向け90度くらいのお辞儀をしています。
負けたときも、お辞儀らしいお辞儀をきちんとしています。
お辞儀は、相手に送る「愛のビーム」だと研修でもお伝えしています。
「愛のビーム」は背中に送っても、電話越しに電波を通じても
TVの画像からも距離や空間を超えて伝わってきます。
素晴らしい力士だと思い調べてみました。
礼儀の良さで人気のある力士だそうです。
あのお辞儀を見てファンになった方も多いのでしょうね。
やはり、さすが皆様ちゃんと見ていらっしゃいます。
黒岩ちえこの接遇セミナー ボリューム
2013/11/19
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
3日連続になってしまいましたね。
昨日に続き同じレストランでのお話です。
食事をしながら、楽しくお話をしている私たちの横で
「いらっしゃいませーっ!!」「はいっ!いらっしゃいませーっ!!」
広い店内に響き渡るように声をかけていらっしゃいます。
視線はお客様の方ではなく、店内を鋭く見ています。
「ほらっ!お客様だよ」と従業員さんに号令をかけているような挨拶です。
私たちは、そのたびに会話を中断・・・。
会話を強引に遮断するようなボリュームに、二人とも苦笑してしまいました。
挨拶は「号令」ではありません。
大きな声で言うだけの挨拶が、良い挨拶でもないですよね。
そして、更にこのレストランの主任さん。
「○○さん!そこを片付けてディナー用に切り替えて!」
段取りの声まで大きいのですね。
ランチを召し上がっている大勢のお客様は、どう感じたのでしょうか・・・。
お料理のおいしさ、リーズナブルな価格、
高級店の雰囲気すらあるお店のたたずまい。
まだまだ、伸びる要素がたくさんあるお店でした。
最後に会計をし、お釣り銭しか渡してくれなかったので
「レシートをいただけますか」と声をかけました。
無言のまま片手で渡してくださいました。
出口で振り返り「ごちそうさまでした」と声をかけると
「ありがとうございました」
やっと笑顔が見えました。柔らかな良い笑顔でした。
黒岩ちえこの接遇セミナー 寒い
2013/11/18
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日の続きです。
案内されるまま、入り口に一番近い席に着いた私たち。
「寒い」
入り口のドアが開くたびに、外からの冷たい風が吹き込んでくるのです。
しかも靴を脱いでいるので、足元から冷えてきます。
店員さんは動いているから、この寒さは気づかないのでしょうね。
最近はひざ掛けを貸していただけるお店もありますが
そんなことは、期待できるはずもなく寒さに耐えながら、食事を注文しました。
さあ、お料理が運ばれてきました。
思っていたよりボリュームがあります。
この場所、この値段にしてはボリュームがすごいです!
曇り空になりかけていた気持ちが晴れていきます。
次のアクシデントが起こるまでは。
お盆をテーブルに置きながら「ライスはお代わり自由です」と店員さん。
すると、次の瞬間、
持ってきたばかりのライスの入ったお茶碗をひょいとつまみあげました。
「こちらはお取替えします」と言って厨房へ戻っていきました。
「???」
なぜ私のライスを持っていったのでしょう。
想像するにきっと、何かが入っていたのですね。
口に入れてはいけない何かが。。。。。
それは髪の毛だったのでしょうか、ホコリだったのでしょうか、MUSHIだったのでしょうか。
びゅ~っと冷たい風を受けながら
改めて運ばれてきたライスを眺めました。
先ほどのライスはどこへ行ったのか・・・などと余計なことは考えずに食べることに。
しかし、まだまだここでの出来事はブログの題材を提供してくれることになるのでした。
続きはまた明日。
黒岩ちえこの接遇セミナー お迎え
2013/11/17
お店の入り口でずっと動いている犬・・・の模型
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
写真の犬は模型です。
本物そっくりの動きで、通行人の目をくぎ付けにしています。
お散歩中の小型犬が、吠えながら立ち向かっていっていました。
こんなユニークな動くものがあるとお店は注目されますね。
入り口でつい、笑顔になるひと時です。
さて、昨日友人と行ったレストラン。
2名いた従業員さん、どちらも「いらっしゃいませ」がありません。
「予約はしてないのですが大丈夫ですか」と尋ねると
「何名様ですか」
さらに、ここは靴を脱いで上がるタイプのお店です。
友人はロングブーツです。
ところが、入るサイズの靴箱がありません。
従業員さんは、気づかないのか無言で立っています。
「ブーツが入る靴箱はありますか」
「はい、こちらでお預かりします」
まるで、スイッチを押せば答える仕組みのようです。
本物そっくりに動くお人形には笑顔が集まっても
お人形のように気付きがない「人」をお客様はどう思うのでしょうか。
入り口で、不安になった私の予想は次々と的中していくのでした。
その続きは、次回のブログで。
黒岩ちえこの接遇セミナー 感動
2013/11/16
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
利用したそれぞれのお店や施設で「感動」を受けることがあります。
冷たい雨の町、降りやまないかと空を見上げたら
西の空は真っ赤な夕日。
少し待っていれば止みそうだとフードコートのドーナツ屋さんへ。
色とりどり並んだドーナツの中から、一番ベーシックなものを選びました。
「こちらのドーナツは、温めますと出来立てと同じになります。
温かくておいしいですよ。」
声をかけてくれた店員さんの感じの良さにまず、感動。
そんなサービスがあるのかと、続けて感動。
お会計を始めたころには、もう温まりました。そのスピードに感動。
お店の中から、空を見ると太陽が燃えながら落ちていくような夕焼け。
にわかカメラマンになり嬉々として、スマホで撮影。
せっかくだから夕日の見える窓際の席へ移動。
そんなことをしている内に、せっかくの温めてもらったドーナツは・・・。
親切な店員さんに、申し訳ないと思いながら慌てて一口。
あ・た・た・か・い!
時間がたっても、芯まで温かいのです。
なぜ?と思いながらその技術の進歩に再び感動。
夕日がすっかり沈んでしまうのを、
待っていてくれたように、ドーナツは温かいままでした。
黒岩ちえこの接遇セミナー 2倍速
2013/11/15
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
第一声は「まぁ!さわやか!」
なんの話かというとピザの宅配を頼もうと電話した時のことです。
明るく、響きよく良いお声です。
しかし、何を言っているのかが早口過ぎてわからない・・・。
まるでテープの早回しのようです。
注文する方は、準備をしてかけるのですが、何を聞かれているのかが聞き取れない。
ソツなくこなしているベテランの方なのでしょうね。
早口言葉のようにとてもなめらかにおっしゃっています。
この、自分ではなめらかに言っている言葉ほど注意が必要です。
相手にとって聞き取れない言葉になっていませんか。
「えっ?」と聞き返されたら要注意です。
電話応対の良し悪しは、相手が判断することです。
もちろん、1本の電話を何分でこなしているかも大切だとは思いますが。
頼みなれていないお客様は、ついていけない時もあります。
頼みなれていない私は、「えっ?」「えっ?」を数回繰り返し
やっと注文し終えた時には、ぐったりへこんでしまいました。
でも、届けられたピザはとてもおいしく
ゆっくりと味わっていただきました。
ごちそうさまでした。