黒岩ちえこの接遇セミナー 司令塔と要領
2013/12/16
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日ハンバーガーのブログを書きました。
写真を見ていると急に食べたくなり買いに行くことに。
2時前なのにお店は混雑状態。
私がオーダーした後も次々、お客様がご来店。
来店するのはいいのですが・・・商品が一向に出来上がらないのです。
お店はますます混雑状態。
店員さんの動きを見ていると、手数が多いのですね。
袋に入れる、出して入れなおす・・・これを何度か繰り返したり
ポテトを入れる、傾くからもう一度入れなおす。
オーダー表を見る、忘れたのかもう一度見直す。
温かいスープを入れる、他の商品が揃わないので冷めないようにラップをかける。
行ったり来たりが多く、なかなか前に進んでいません。
司令塔らしき人はいるのですが
皆それぞれが作業をしています。
手元に夢中で自分のできることに集中しています。
他の人の様子を見ていないのですね。
せめて声を掛け合えば、交通整理ができるのに。
ちぐはぐにできた商品がお客様に渡されることなく
出番が来るまでウォーマーの中に入れられています。
デリバリーサービス、ドアの開閉、路駐のお客様への商品渡し
お店の一生懸命さが伝わってくるだけに
せっかくすくった水が指の間からこぼれ落ちているのはもったいないですね。
黒岩ちえこの接遇セミナー ハンバーガーはどうやって食べるのか
2013/12/15
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
私は常々疑問に思っていたことがあります。
「ハンバーガーはどうやって食べるべきか」
ということです。
男性は大きな口を開けて食べても支障はないですが
お化粧をした女性が食べるとダメージが大きいですよね。
意を決して「パクッ」といっても、やがて片方からポタポタと肉汁が・・・。
慌てて口の周りや洋服を拭くことに。
一口でかみ切ろうとしても、レタスやらトマトがどんどん付いてくる。
結局レタスばかりを先に引っ張り出す羽目に。
せっかくの黄金比率は見た目で終わってしまう。
あるハンバーガー屋さんが、TVで上手な食べ方を披露していました。
ピックを2本差して、フォークで半分に切り
袋に入れて半分ずつ食べるというもの。
レストランならできそうですね。
でも街中でよく見かけるハンバーガーチェーン店では無理です。
やっぱり、ガブッといくしかないのでしょうか。
食べやすいハンバーガーが開発されるのを願っているのは私だけでしょうか。
黒岩ちえこの接遇セミナー 「不便」に潜むアイディア
2013/12/14
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私たちの周りには便利なようで不便なものってたくさんありますよね。
ショートケーキの周りのセロハン。
最近は合わせ目に印をつけてはがれやすくしてくれています。
コンビニで見つけた、写真のケーキ。
セロハンに切り目が入っていて4か所に開くようになっています。
思えば簡単な発想なのに、今までなかったのはコストの関係でしょうか。
いずれにせよ、とっても食べやすかったです。
食べやすさはおいしさにつながりますね。
他にも当たり前のようになっている不便なもの・・・
小銭と一緒に渡されるレシート
キャッシュトレーに入れて返される小銭
お客様は居ないのに番号札を取らされる銀行や郵便局
そうそう「お決まりの頃お伺いします」と言って
なかなかオーダーを取りに来てくれないくれない店員さんなんていうのも不便ですね。
ほんの少しの発想と気配りで解決できる「不便」さですね。
黒岩ちえこの接遇セミナー 個人情報
2013/12/13
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さてさて、私の病院体験記は続きます。
診察室の前で待機するように言われました。
ふかふかの椅子、立派な絵画…受付けフロアと違い落ち着く空間です。
・・・と思ったのは束の間。
「どうなさいました」「○○○で・・・」「ああ、じゃあ・・・」
診察室からドクターと患者様の会話が聞こえてくるのです。
それもそのはず、診察室のドアが開け放たれ、しかもドアストッパーまで。
カルテのやり取り、看護師さんの行き来の為なのか
ドアノブからの感染を防ぐためなのか。
あと、数分後には自分もドクター以外の誰かに症状を聞かれることになるのか
・・・と思うと緊張してきました。
できるだけ小さい声で話そう、端的にまとめて話そう。
あれこれ考えるだけで疲れてきます。
病院に来るのは、もっと元気なときにしようと思う私なのでした。
黒岩ちえこの接遇セミナー 声の大きさ
2013/12/12
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珍しく病院に行ってきました。
ただでさえ、病院嫌いの私・・・初めて行く病院は尚更緊張します。
朝10時30分、受付けフロアにはもう大勢の患者様。
受付けの事務の方は5~6人。
誰からも挨拶がありません。
どうしたらいいのか???
「すみません。初めてですけど・・・」
「はい、どうなさいました?」
症状を言いかけると「はい、わかりました」
途中で遮られました。
彼女は、何科だけわかればよかったみたいです。
そして、その後も大勢の外来患者様が。
そこで、どうも気になるのが彼女の声の大きさです。
個人情報ではないにしろ、何を言われているのか聞こえてしまうのですね。
何を看てもらいに来たのかがわかってしまうのです。
目の前の患者様にだけ聞こえればいいボリュームで
大事な部分は書いたものを指し示すなどの配慮があればいいですね。
大きい声で言われると、命令されているような印象も受けてしまいます。
やや、背中を丸めた患者様たちは(私も含め)
彼女の指示通り診察室へと向かうのでした。
続きは明日のブログで。(アメブロもよろしくね)
黒岩ちえこの接遇セミナー 一杯のお茶
2013/12/11
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あるレストランで昼食をしました。
6人の女性で一つのテーブルを囲みました。
食事が終わりそれぞれがコーヒー、紅茶を注文。
一人だけ何も注文しませんでした。
女性ばかりですので、食後もおしゃべりは楽しく続きます。
すると、ウェイターの方が飲み物を注文しなかった人に
そっと温かいお茶を持ってきてくれました。
コーヒーや紅茶より時間がかかったので
おそらくわざわざ沸かしてくれたのではないかと思います。
そっと差し出されたお茶には
お客様を思う気持ちが込められています。
「どうぞ」「ありがとうございます」のやり取りで
テーブルにポッと明かりが灯るようです。
小さな感動の明かりですね。
「このホテルの中のレストランでは2階の中華レストランが評判いいですよ」
教えてくれたのはセミナーの先生。
なるほど!
評判がいいのはお料理だけではなかったようです。
黒岩ちえこの接遇セミナー 祈る人
2013/12/09
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人形町には神社がたくさんあります。
普通の家と家の間やマンションの1階が神社・・なんてところもあります。
初めて通りかかった通りに小さな神社を発見しました。
ちょっと立ち寄ってみようと思い足を向けた時
一人の女性が先に入って行かれました。
彼女は深々と頭を下げたあと、一生懸命にお祈りをしています。
その祈りの長さと身体を二つに折って祈る姿に
よほどの思いが伝わってきます。
神社の木も石も身動きせずに願いを聞き入っているようです。
やがてうつむき加減に彼女は帰っていきました。
人にはそれぞれ背負っている背景があります。
私たちが職場で「いらっしゃいませ」と迎える一人一人に
その表情からは推し量ることのできない背景があります。
でもどんなに暗く重い背景でも
ほんの少しでも軽くして差し上げることはできるかもしれません。
より丁寧に、より親切に、より大切に。
「人はそれぞれ色んな背景を背負っている」
それさえ忘れなければ、出来ることはたくさんあります。
黒岩ちえこの接遇セミナー お迎えの姿勢
2013/12/08
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人形町の小さな路地。
昭和の香りが漂う路地に小料理屋さんが軒を連ねています。
夕暮れ前の開店準備中。
きれいに掃き清められた玄関には、打ち水がされています。
それを眺めながら、観光客らしき若いお嬢様たちが向こうから歩いてきます。
「いいねぇ」「おしゃれね」
声を弾ませ通り過ぎていきました。
やはり時代の波を生き抜いてきたお店には「気」を感じますね。
派手な看板もイルミネーションもないけど引き付けるものがあります。
瓦の上にはザルに乗った白菜が天日干しされていました。
ほどなくして、1軒の小料理屋さんにのれんが出されました。
打ち水のおこぼれをいただいたのか
南天の葉からゆっくり水滴が落ちました。
お客様を迎える開店準備は整ったようです。
黒岩ちえこの接遇セミナー 気くばり
2013/12/07
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先日郵便局に行きました。
いつも仕事の資料をレターパックで郵送します。
住所を書いて窓口に。
その時私の手には、封をしたとき剥離した紙が。
両面テープを貼るとき剥がす、あの白い紙ですね。
いつもの女性の局員さんは
「ゴミはこちらで捨てておきます」
と言ってうけとってくれます。
しかし、昨日の若い男性の局員さんは気づいくれませんでした。
「捨てておいてください」ともさすがに言えず
むなしくバッグの中に入れました。
こんな些細なことに気配りの差が出るのでしょうね。
来店からお帰りになるまで、お客様から「ありがとう」をどれだけ聞くことができるか。
大きな感動ではなく、小さな感動の積み重ねが大事です。
いくつ感動してくれたかは、お客様の「ありがとう」の数が教えてくれます。
黒岩ちえこの接遇セミナー 光らない温もり
2013/12/06
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
Xmasイルミネーションが盛んに輝いている季節ですね。
あれっ、電気を入れ忘れたのかな・・・写真のツリーは光りません。
電飾が付いていないのです。
でも不思議と「気」の温もりを感じます。
ツリーを見た後、エレベーターに乗りました。
30代の男性が3人、会話をしながら乗ってきました。
敬語を使いこなし笑顔でお話しています。
その話しぶりから礼儀正しさと同時にほっこりとした温かさが伝わります。
3人ともスーツではなくカジュアルな服装。
おそらく職場でユニフォームに着替えるお仕事なのでしょう。
目的の階に付きました。
3人の男性の内、操作ボタンの近くにいた方が「開」を押してくれました。
もうお一人の男性が「どうぞ」と声をかけてくれました。
私たちは奥にいたので「どうぞお先に」と譲りました。
その間2秒くらいです。
その隙間を縫ってキラキラに着飾った女性が無言で降りていきました。
一瞬冷えた空気が流れましたが
その後、切り裂かれた空間は何事もなかったかのように
「お先に」「ありがとうございます」のやりとりで
残っていた人たちでつながれていきました。