黒岩智恵子の接遇セミナー 気づいてください
2013/10/15
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
友人と行ったレストラン。
食事を済ませ「コーヒーでも頼もうか」ということになりました。
さあ、ここからが大変です。
店員さんを呼ばなければいけません。
卓上ベルのないタイプのお店なのです。
3人いる店員さんは、みなさん向こうを向いています。
呼んでも聞こえない距離です。
2人で手を挙げてみました・・・ムリです。気づいてくれません。
「一人ぐらいこちらを向いていてくれればいいのにね」
コーヒー1杯頼むのも結構大変です。
手を挙げたり下げたりバタバタやっていました。
やっと気づいてくれました。
そういえば、この間行ったライブハウスは違っていました。
”演奏中のご注文は手を挙げてお知らせください”と書いてあるだけに、さすが!です。
薄暗い中でも、手を挙げると忍者のようにスッとそばに来ています。
まるで、レーザー光線を張り巡らしたように視線を配っていました。
そんなことを思い出していると、
「すみませ~ん!!」
隣のテーブルのお客様が大きな声で店員さんを呼んでいます。
あれくらい大きな声で、店員さんを呼べる度胸のある人は困らないだろうなと思いながら
苦労して頼んだコーヒーをすする小心者の私たちでした。
黒岩智恵子の接遇セミナー 引き寄せ
2013/10/14
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
大勢ある店や施設の何に惹かれて私たちは足を踏み入れるのでしょうか。
先日ある、たい焼き屋さんの前を通りかかりました。
カウンターには可愛い女性の店員さん。
目が合うとわずかに会釈はしてくれました。でも体は横を向いたままです。
惜しいですね。
せめて「こんにちは」の声でもあれば売り上げは増えていたはずなのに。
ふと、2年前に立ち寄ったから揚げ屋さんの女性を思い出しました。
「から揚げ」ブームであちらこちらに小さなお店ができていました。
どんなお店か興味があり、少し離れたところから覗き込んでいました。
今思えば不審者ですね。
私を見つけた店員さん、
輝くような、はち切れるような、こぼれるような、
う~ん、どれも当てはまらない、それ以上の笑顔で
「いらっしゃいませ。から揚げいかがですか」
思わず引き寄せられてしまいました。
買い方や、お奨めなど会話をしながら買い物をした帰り際
「すごく良い笑顔ですね。思わず引き込まれてしまいました」と言うと
「ありがとうございます!!」またまた形容するあらゆる言葉を超えた笑顔です。
店や施設は数えきれないくらいたくさんあります。
お客様や利用者様が引き寄せられるのは、難しい戦略ではないのでしょうね。
そこに立つ人の、明らかに自分に向けられていると感じる
「笑顔」と「こんにちは」たったこれだけなのかもしれませんね。
黒岩智恵子の接遇セミナー 一方通行
2013/10/13
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
お奨めは一方通行ではない方がいいですね。
費用対効果からか、最近はあまり見かけなくなったスーパーのマネキンさん。
そうです。試食をお奨めし販売する人のことです。
昨日行ったスーパーに珍しくいらっしゃいました。
何をお奨めしていたかと言えば、柿です。
私も奨められて爪楊枝に刺した柿を一口いただきました。
ゴミ入れを指さし「どうぞ、爪楊枝はこちらに」。
他にも何かおっしゃいましたが、聞き取れませんでした。
試食した人を深追いすることなく次の人に「どうぞ」。
みなさん、食べるとサッサと離れていきます。
一方通行のお奨めはお客様も通り過ぎていくだけです。
試食販売のマネキンさんの禁句は「いかがですか」。
これだと「おいしいですね」で終わってしまうからです。
でもなかなかこれ以外の言葉が出てこないのが実態です。
何かひと言くっつけてみてください。
「甘さはいかがですか」「食感はいかがですか」「秋を感じませんか」
何らかの答えが返ってきます。
「お気づきになりましたか。実はこの柿、種が無いんです」
「食べやすいですね」
「季節の物は懐かしさも感じますね」
「昔はこの辺に柿の木がいっぱいあったのにねぇ」
行ったり来たりの会話は、売る人の人柄を伝えます。
黒岩智恵子の接遇セミナー 丁寧仕事
2013/10/12
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「来年の目標は何ですか」
セミナーで一緒になった方に聞かれました。昨年の暮れのことです。
「丁寧に生きること」
そう答えました。
つい先日、親しくしている雑貨屋さんの店主がインタビューに答えていました。
「店に並べる作品を丁寧仕事で作っています」
一針一針丁寧に縫った小物、一筆一筆丁寧に書かれた絵画が新しい主を店先で待っています。
一枚一枚丁寧に洗った野菜、永遠に残る作品を作るように作られた食事が命をつないでいきます。
「おもてなし」とは「丁寧仕事」。
「丁寧仕事」とは「おもてなし」。
繰り返される作業の中にこそ必要なことかもしれないですね。
「どういったところを丁寧にと思ってますか」
セミナーで一緒になった20代のイケメン君、更にそう聞いてきました。
「う~ん。お茶碗を洗う時にちゃんと裏返して底まできちんと洗うとか」
もっと気の利いた答えができないものかと思いましたが
あながち、的外れでもないと感じている2013年10月12日です。
黒岩智恵子の接遇セミナー ありがとうございます
2013/10/11
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「ありがとうございます。ありがとうございます。
ご協力ありがとうございます。」
今朝高速道路から聞こえてきた声です。
声の主は、緊急車両の方のようです。
サイレンとともに、フェイドアウトしていきました。
「緊急車両が通ります。緊急車両が通ります。」ではなく先にお礼を言いながら走るのはいいですね。
「お客様に注意しないといけなかったり、
お願いをしないといけないときは何と言えばいいですか」
とご質問を受けることがあります。
そんな時は、「申し訳ございませんが、お客様・・・」と話しかけるより
「ご来店ありがとうございます」「いつもご利用ありがとうございます」
まずはこんな風に、感謝の言葉から話かけてみましょう。
そのあとに、「恐れ入りますが・・・」「申し訳ございませんが・・・」と続けてみてください。
きっと、こちらの思いも渋滞することなく通りやすくなります。
天気予報は午前中曇りだったのに、早々と雲も通り抜けていったようです。
黒岩智恵子の接遇セミナー 空模様
2013/10/10
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
空には雲があるから味わい深いんだなぁと思います。
人の心も晴れ渡っているときばかりじゃないから味のある人になるのだと思います。
「仕事したくない」「お客様なんて・・・」「もうイヤ!」
こんな気分の時もありますよね。
社内で人間関係が悪くなるのは、水曜日が多いといった話を聞いたことがあります。
昨日あたり曇り空の方が多かったのではないでしょうか。
しかし、利用者様、お客様にしてみると
そこで働く人の「不機嫌」を押し付けられるとたまったものではないですね。
「曇り空」どころかいきなり「暗雲」が立ち込み始めることになってしまいます。
逆にお客様や利用者様の空模様を、快晴にして差し上げたいですね。
まずは、自分の気持ちをコントロールしましょう。
難しいことではなくて、頬の肉を上に持ち上げるだけです。
そうです!笑顔の時と同じになるように両手で頬の肉を持ち上げてみてください。
脳は筋肉の動きを察知して、笑顔になってると反応するそうです。
そうすると、気持ちまで楽しくなってくるそうですよ。
ほら、だんだんと晴れ間が広がってきました。
今日の空模様は・・・花柄ですね!
黒岩智恵子の接遇セミナー 街頭ビラ配り
2013/10/09
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
街中を歩いていると、結構たくさんの方がビラ配りをしています。
インド料理のお店、不動産やさん、コンタクトレンズ、美容院・・・。
そんな中、1軒のハンバーガー屋さんがお店から少し離れたところでビラ配りをしていました。
通行人の邪魔にならないように、あっちに向きを変え、こっちに向きを変え。
なかなか受け取ってもらえないのがビラ配りの現実です。
私も何度か経験をしましたが、へこんでしまいそうになります。
このハンバーガー屋さんは、
自分の店の前からずーーーっと離れたところまで道路のお掃除をしています。
寒い時も、暑い時も、小雨が降るときも、何度もその姿を見てきました。
歩きながら、ビラ配りの姿を見ていた私は近くまで行き、すっと手を差し出しました。
「あっ、ハンバーガーやってます」
ボソッと言った言葉は、すぐに人ごみに消されてしまいました。
それでもしっかり手渡されたビラを見ながら
「よし、明日のお昼はハンバーガーにしよう!」と決めました。
黒岩智恵子の接遇セミナー 形
2013/10/08
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「秋ですねぇ」こんな会話を今年も、もう何回交わしたでしょうか。
映像や写真を見るだけでも、私たちはそれぞれの秋を感じることができます。
目に見える形は感情に影響を及ぼすことがあるそうです。
話を丸く収めたいと思ったら、角がなく丸いものが目に入るようにするといいそうです。
だから、APECの会場のテーブルは丸いのでしょうか。
TVのニュースを見ながらそう感じました。
私たちの職場でも、お客様や利用者様の目に触れるものは
出来るだけ丸いものを置くといいですね。
安全面でも角のないものは安心できます。
丸いテーブルに丸い椅子、丸い置物、丸い笑顔。
半円を描くようにかけた言葉、後の半円はきっとお客様が描いてくださいます。
黒岩智恵子の接遇セミナー 色
2013/10/07
今日も接遇塾接遇セミナーにお立ち寄りいただきありがとうございます。
先日色を作るお仕事のTVを拝見しました。
色によって動機を左右されるなんて場面は多いですよね。
「赤」だと止まれ、「青」は進め。
もう無意識の中に刷り込まれています。
ピンク色は多くの女性が好む色です。
「誰かに頼りたい」「相談したい」「癒されたい」
なんて時に、つい反応してしまう色だそうです。
そう言えば、「ピンクの小粒○○」なんて言うのもまさしくそうですね。
そのほかにも、コラーゲン入り美容飲料、鎮痛剤、などなど。
ドラッグストアで見かける女性が助けを求めたいものはピンク色のパッケージが多いです。
婦人科、小児科など看護師さんもピンクのユニフォームが増えています。
そう考えると。色も接遇では欠かせない要素です。
言葉と色を組み合わせると、効果のあるPOPが作れそうですね。
「一週間の始まりです。まず、ほっと一息
温かいジャスミンティーはいかがですか」
なんてね(^^♪
黒岩智恵子の接遇セミナー 魔法の言葉
2013/10/06
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「ありがとうございます」
一生で何回言うことになるのか計算したことがあります。
当時働いていた職場の客数に定年までの勤務日数をかけてみました。
驚くべき数字です!
理不尽なことや不満があっても、このプライドが支えになりました。
「私は誰にも負けないくらい『ありがとう』を多く言っている!」
「ありがとうございます」は魔法の言葉、呪文だと最近友人に教えられました。
そうか。そうだったんだ。だから乗り越えられたんだ・・・としみじみ。
おそらく「おはようございます」「こんにちは」「また明日」
などの挨拶言葉も魔法の言葉の一つだと思います。
この魔法の言葉をどうやって効果的に伝えるのか。
写真の紙風船は、そのコツをお伝えするワークの大切なグッズです。
そして、昨日また一つワークを考え出しました。
そうか!挨拶って、そうだったんだ!
ひらめきのワークは早速明日の研修から使います。
魔法がかかる瞬間がたくさん見られると思うとワクワクします!
もちろん「接遇塾公開セミナー」でもお伝えしますよ!