マスクに守られている接客
2022/05/13
マスク論争がなされている。
外すべきか、外さざるべきか
屋外は必要ないと私も思うのだが
「外すのが恐い」
「マスクで守られている感がある」
「自分の表情がわからない」
「マスクを取るのが恥ずかしい」
といったマスクに頼っている人たちが増えている。
ちなみにコロナから守られているのではない。
表情が見えないことによって
接客が心理的に楽になっているということだ。
マスクはお客様との間の境界線の役割を果たしてくれているようだ。
マスクが必須とされていた1年以上前から
こうなることは予想していた。
マスクを外すときがやがてやってくる。
接客研修では
その時に慌てないように透明マスクで表情の練習を始めた。
マスク社会になって
美人さんが増えたことは否めない。
外した後は笑顔美人が増えたと感じる世の中になってほしいものだ。
サイズ表示
2022/05/12
出張の際は基本的にホテルの朝食はつけない。
高いうえに量が多く食べきれない。
コンビニでパンを買って済ませる。
とはいえコーヒーだけは欠かせない。
コーヒーを買うべくコンビニに向かった。
買い方がわからない。
が、恥はかきたくないので
遠目に素早く確認する。
「R」と「L」
「R」は「ラージ」の略か
「L」は「M」より大きい「L」だろう。
ラージほどは飲めないので「L」を注文した。
「はい、大きい方ですね」
愛想の良い店員さんの言葉に「はい」と答えた。
その時、冷静になるべきだった。
いや、そもそも「L」と「ラージ」だけなんておかしいと思うべきだった。
いやいや
文字は前後を見て理解する。
「L」だと「ラージ」か「M」だろう。
「レギュラー」などと誰が決めた。
「大」「中」にしてほしいなどとは言わないが
せめて万人にわかる「L」「M」ぐらいにしてほしい。
と、なみなみと注がれたコーヒーを手にして思うのであった。
そのあとで、「ラージ」の頭文字も「L」と気づいた。
準備は万全のつもりが
2022/05/11
羽田について
急ぎ自宅に向かう。
資料を入れ替え、そのまま東京駅へ。
次の研修先へ新幹線で移動する。
こんな風に書くと、ものすごく忙しい売れっ子のようだが
そうではない。
たまたま、今月ご依頼が多く過密になってしまったのだ。
研修が重なるときは
準備が大事だ。
資料をコピーし封筒かクリアファイルに入れる。
その上に付箋で企業様名を書く。
付箋がはがれるといけないので輪ゴムで留める。
必要備品はリストに書いてある。
段取り八分と言われるように
前もっての準備が大事だ。
今回も準備は万全。
余裕の時間もできた。
あっ、あれ
今日泊まるホテルはどこだったか
肝心な宿泊先を聞くのをすっかり失念していたのだった。
アルコール消毒液
2022/05/10
苦手なものができた。
店頭などに置かれている消毒液だ。
いや、液は問題ない。
それを入れてある容器やスタンドだ。
入口付近なので虫の死骸が付いている場合もある。
無数の人が触れているため汚れも付いている。
アルコール切れにならないように配慮はされていると思うが
掃除をしてるところは少ない。
洗わなくても内部の消毒効果に問題はないと思うが
せめて容器は1か月に一度くらい
いや、利用者が多いところはこまめに洗ってほしい。
秘伝のタレではないのだから
継ぎ足し継ぎ足しの繰り返しだけはやめてほしいと
心から願う。
ポスターの役割
2022/05/09
家族の付き添いで行った病院でのこと。
会計窓口で名前を呼ばれた。
窓口にいくと事務の方は無言でうつむいたまま。
数秒後
カウンターに貼ってあった紙を手で示し
「こちらに来られたら念のためお名前を言ってください」
と無造作に言った。
「ここに書いてあるでしょ!」
と言わんばかりに指し示した紙には
「念のためお名前を確認しております。
会計の際、窓口でお名前を・・・」
らしきことが書かれていた。
どこの病院もやっていることなので
それ自体は問題ない。
しかし
紙に書いてあるからと無言で立っている態度に
こちらも一瞬言葉を失った。
POPやポスターなどの貼り紙はあくまでも働く人のサポート的役割だ。
応対の『主』ではない。
「確認のためお名前をお願いします」
自分の口で言うことが『仕事』である。
と、不満に思ったが文句も言わず1万円札を差し出した。
「両替をしてきます」
何と、千円札が不足していたようだ。
次に来院した時には
貼り紙が増えているかもしれない。
『千円札が不足しています』
高級品店の接客
2022/05/08
百貨店で眼鏡のアクセサリーを買った。
NETに安価なのもがたくさんあったが
どうにも現物がないと決めかねていた。
デパ地下に向かう途中
ブランド売り場の店頭に目当ての物を見つけた。
シャネルやグッチが並ぶ売り場は敷居が高い。
いくら何でも、眼鏡のチェーンで数十万円ということはないだろうと
少々場違いな気はしたが
勇気を出して近づいた。
「良かったらどうぞお付けになってみてください」
美しい店員さんが声をかけてくれた。
他の商品に比べたら1万円にも満たないのに
丁寧に数点試着させてくれた。
売っている商品に見合う上品な接客も大事だが
こうやって心理的敷居を下げてくれる店員さんは
店にとっては非常に貴重だ。
私は数分で購入を決めた。
一生着られますよ
2022/05/07
何度か言われたセールストーク。
「一生着れますよ」
皮のコートを買うかどうか迷ったとき。
ちなみに色は真っ赤だった。
着物を買ったとき。
一度も袖を通していない。
イタリア製の皮のスカートに至っては
サイズが大きいからと断った後
「大丈夫。すぐ中年太りになるから」と言われた。
いずれも長く重宝するといった意味合いで進められた。
そして私は、そのトークに負け購入を決めた。
長く生きている者として断言する。
一生、着られる服などない。
体系は変わるし
流行は変わるし
好みも変わる。
しかし、なぜだろう
長く着られますよと言われると
つい、財布の紐が緩んでしまう。
しかも、高額商品の場合に多い。
鉄板のセールストークというべきか。
ため息をつきながら
今年も衣替えを終えた。
督促状
2022/05/06
督促状が届いた。
金額は100円。
身に覚えのない督促状だ。
しかも督促の前に請求書があってしかるべきだが
まったくもって記憶にない。
100円なので素直に払えば良いが
釈然とせず書かれていた番号に電話を掛けた。
何のことはない
私の手違いだった。
要するに100円は支払わないといけなかったのだ。
担当者の男性は丁寧に対応してくださり
折り返しの電話までしてくださった。
100円を抜かっていた私のせいで
100円以上の手間をかけさせてしまった。
電話応対をしていると
お客様の勘違いというのはよくあるケースだ。
大事なのは恥をかかせないように対応することだ。
「わかりづらくて申し訳ございませんでした」
などと言われるだけで冷汗も少しは引くものだ。
スマホの弊害
2022/05/05
色とりどりの和スイーツを店頭販売していた。
売り切れるのかと心配になるくらいの大量だ。
店員の男性はスマホに夢中で
商売っ気はゼロ。
店の前は多くの通行人。
行事に見合った「柏餅」や「ちまき」は見当たらない。
となれば、積極的に声をかけなければ素通りされてしまう。
声をかければ一人ぐらいは振り向いてくれるのに。
しかし
彼はスマホに忙しそうだ。
スマホは便利な通信手段だが
残念ながらそれ以外の機能も充実している。
勤務中であろうと数分ごとに見ないと気になって仕方がない人も多い。
機能が進めば進むほど
仕事の妨げになるとは実に皮肉なものだ。
かっぱ橋商店街
2022/05/04
調理器具にこだわりはない。
100円ショップで買ったもので十分だ。
が、かっぱ橋にはいきたかった。
玉子焼き器とお好み焼きのヘラなど数点買うために
念願の地に向かった。
大体買う店の目星をつけて歩いていると
元気の良いおじさんのセールストークに足が止まる。
女性客数人が足止めされトークに聞き入っている。
鮮やかなトークに女性客は商品をお買い上げ。
また、別のお客様がまな板を手にした。
すかさず、おじさんが声をかける。
「そのまな板、国産だからいいよ
今、国産少ないからね。」
「そうなの。なかなかないのよね」
「あっても高いでしょ。うちは半額だから」
「そうね~、もう一つ買うわ」
あっという間に、まな板2枚を売った。
お客様でごった返している店も数店あったが
このおじさんのようにトークを展開している店はなかった。
やはり
一生懸命、売ろうとしている店で買いたくなるものだ。
私も
他の店で買うつもりだった玉子焼き器を購入。
勿論、おじさんの説明は少々長かったがしっかり聞いた。
説明を素直に聞いたご褒美か
売っていた商品を1点おまけにくれた。
近いうちにまた来ようと心に決めた。