所作から伝わる
2022/02/08
人は言葉よりも行動で人を判断する。
昨日の機内でのこと。
最近はどこの飛行機会社も登場する順番が決まっている。
私は通路側なので一番最後のグループだ。
席に着きシートベルトを締め
ストールを膝に置き
本と喉飴、ドリンクを座席ポケットに置き
機内での準備はこれでOKとくつろぎかけたとき
慌てて乗りこんできたお嬢さんが私の横で止まった。
窓側の席のようでじっと私を見た。
その目が「どいて」といっているようで
今しがた締めたシートベルトを外しストールを手に
立ち上がり通路によけた。
その間、彼女は「スミマセン」もなく無言だった。
彼女の服装にも目がパチクリなった。
膝上数十センチのミニスカート
肩が丸出し・・・肩出しニットと言うらしい。
「最近の若い子は」と、おばさんお決まりのフレーズが浮かびそうになった。
飛行機が動き始めた直後
彼女が窓外に手を振り始めた。
整備士さんの見送りに手を振り返しているのだ。
体ごと窓の方を向き
まるで親しい人に手を振るように一生懸命手を動かしている。
「なんだ、いい子じゃない」
その所作を見た瞬間イメージが変わった。
可愛いからモデルさんかな
きっとモテモテだろうな
先ほどまでとはまるで違うイメージが湧いてくる。
ほんの少しの所作も
これだけ人に与えるイメージは大きい。

閉店
2022/02/07
2月で2店舗、近隣の店が閉店する。
両方とも飲食店だ。
どうやら駅近、好立地でも耐えられない状況のようだ。
気になるのは
閉店お知らせの紙だ。
「〇月〇日に閉店します」を含め2行ほどのあっさりとしたものだ。
両店ともチェーン店
現場で働いている人の体温を感じない貼り紙に
本部から送られてきたものと推察できる。
現場の人が作成すれば
少なからずお客様の顔が浮かぶものだ。
自ずと文言も温もりが出る。
チェーン店は画一的でハウスルールをできるだけ持たせないのがベストだ。
しかし
最後の挨拶文くらいはオリジナルで良いのではと
冷たいガラスに張り付いた紙を見ながら考えた。

進捗状況
2022/02/06
2月も1週間が過ぎようとしている。
ここで今年の目標の進捗を記しておく。
★ブログを毎日書く・・・順調に進んでいる
家人いわく
3日に1回くらいにしたら?
私の性格上、3日書かなかったら
あっという間に1週間は飛ばしてしまう。
「毎日」が続ける最大のポイントなのだ。
★1か月5冊の読書・・・現在9~10冊目である。
月末が近くなると焦りが出る。
余裕を持つことが大事だ。
9冊目は400ページを超える大作だ。
余裕があるからこそ挑戦ができる。
★ワークを作る・・・現在7つ作成した。
期間が長くなると
どんな目標だったか本人ですら忘れてしまう。
部下をお持ちの方は
ここらへんで目標の進捗を確認することをお勧めする。
何を隠そう
私もワークの目標数を忘れてしまった。
この後、確認し頭に刷り込むことにする。

トゲのある言葉
2022/02/05
ディスカウントショップのレジに並んだ。
立ち位置が記されている。
今やニューノーマルとして誰もが認識している。
私の前に並んでいたご婦人が
レジ台に近づいた。
その前のお客様がお釣りを財布になおしている最中だった。
「お客様、しるしのある所でお待ちください!」
店員さんがピシャリといった。
言われたご婦人は苦笑いしながら後ずさりした。
言葉が刺さるのはこういったときだ。
特にお客様に注意を与えるときは配慮が必要だ。
時には見て見ぬ振りも必要だ。
今回の場合は後者だ。
前のお客様は数秒で立ち去るシチュエーションだ。
わざわざお客様を後ずさりさせる必要はない。
棘のある言葉が刺さった場合の処方箋は
そう
大勢の周りの人に話すことだ。
多少の尾ひれを付けて。

何が伝わったかが大事
2022/02/04
寒い中、焼き菓子を買いに行った。
マドレーヌとかマフィンとか個包装のタイプだ。
小腹が空いたときに丁度良い。
「有料ですが袋はお付けしますか」
「ポイントカードはお持ちですか」
「ありがとうございます。お気をつけてお帰り下さい」
店員さんの感情のこもらない平たい言葉が
どうにも気になる。
特に挨拶言葉は
何を言ったかが大事なのではなく
何が伝わったかが大事だ。
帰り道にある自動販売機
「あったか~いお飲み物」の文字がなぜか温もりを感じた。

大人買い
2022/02/03
金額は大したことはないが枚数は多い
これを大人買いというのか。
大人買いした理由は可愛い店員さんに他ならない。
「ご試着も出来ますので」
店頭の春物美脚パンツを見ていると
人懐っこい笑顔で彼女は登場してきた。
サイズで悩んでも色で迷っても
一緒に考えてくれる。
極めつけは
「この服、私も色違いを買いました。今日着てくればよかったです!」
娘以上に年が離れている店員さんとお揃いのセーターまで買ってしまった。
彼女は働く意味をよく分かっている。
他の店員さんは
「いらっしゃいませ」を言うと
商品を畳みなおしている。
どんなに商品のフェイスアップを繰り返しても
大人買いさせることはできない。

リスク回避
2022/02/02
かつ丼を注文した。
ご飯の量が選べる。
「少な目」をお願いする。
「少な目でよろしいでしょうか。お替わりになると追加料金がかかります」
店員さんは何を見て判断したのか念を押してくる。
少な目を頼んだけど、足りないので減らした分を持ってきて
などと言われたのだろうか。
器も別になるし、手間もかかるし
それなら追加料金をもらおうとなったのだろうか
元の量に戻しただけなのに追加料金はおかしいじゃないか
とトラブルになったのだろうか。
ご飯の量を3種類に分けるという店側のサービスの結果
量を聞く手間
価格変動の手間
量を間違えてしまう可能性
考えうるトラブルのリスク回避
「ご飯の量が選べるからあの店に行こう」
と考えるお客様がどれだけいるのか。
手間だけが増えた気がして店員さんが気の毒になる。
運ばれてきた丼に盛りあげられたご飯を見て
リスク回避の一旦を見た気がした。

ご年配の方はさすがです
2022/02/01
経験を積んだご年配の方にはかなわない。
新入社員の名札を付けた男性が
店の一角で段ボールをカットしていた。
「私の孫くらいの年だから言うよ。
仕事はね効率よくやらないといけないの。
ただ、ダラダラやってちゃダメなの。
こうやって・・・」
買い物客の女性が
若者の持っていた段ボールを手に取り指南を始めた。
「ほら、ここの角に当てて、こう切るの」
「おお~!!」
鮮やかな手さばきに
若者は感嘆の声と同時に拍手を送る。
「孫と同じくらいの年だから言うの。うるさいおばさんでごめんね」
そう言うと買い物を続けるべく通路に消えた。
見事な指導の一旦を見た。
亀の甲より年の功。
ご年配の方にはかなわない。

気配りの青年
2022/01/31
近くにピザ屋さんがオープンした。
netで注文し受け取りに行った。
次々と予約客が受け取り帰って行く。
若いカップルの後に私の商品も出来上がった。
出口に向かうと
先ほどのカップルの男性の方がドアを開けて待っていてくれた。
連れの彼女は出口から3~4歩のところを歩いている。
ということは、
彼はその間後ろから出てくる私たちを
ドアを開けて待っていてくれたということだ。
なんと親切な青年だろうと感心しきり。
研修でよく話すことがある。
「自動ドアでも手を添えて挟まれないようにしてあげてください」と。
数秒の出来事でも
自分の存在を認め大事に扱ってもらえた幸福感につながっていく。

口コミ
2022/01/30
花を植えた。
近くにホームセンターがないのでNETで土を注文した。
いざ買おうと思うと「土」にも色々あることを知る。
「松竹梅」理論さながら
一番安いのと高いのは避けて中間を選ぶ。
念のため口コミを調べる。
星の数は悪くない。
念には念を入れ口コミを読んでみる。
「室内に置いておくとハエが出てきた」
「1年後には虫がたくさん土から出てきた」
虫は怖くないが勝手に出てこられても困る。
このような口コミはありがたい。
消費者は誰を一番信用するか
「同じ立場の人」だ。
そう、売っている人でも見た目でもなく
同じ消費者を一番信用する。
実際に購入した後の感想なら猶更だ。
何はともあれ我が家が虫に占拠されることは免れそうだ。
と、同時
こんなにも多くの感想が書かれていることに驚く。
今や
消費者の行動は買って終わりではなく
感想を拡散して終わりになる時代なのだ。

