日本人の十八番でした
2022/02/19
出張先で毎月、宿泊する旅館
支配人さんが
ご挨拶をするようにと可愛らしい女性を連れてきた。
ベトナムから就労ビザできたとのこと。
流ちょうな日本語
礼儀正しいお辞儀と挨拶
昔は礼儀正しさとは日本人の十八番だった。
現在形で書けないのが悲しい限りだが。
自宅マンションのEVで時々顔を合わす外国人の方も
「こんばんは」「ありがとうございます」
丁寧に挨拶をしてくれる。
どうやら礼儀正しいのは
日本人ではなく
日本に住む外国人の十八番になった気がする。

目立たないことこそ本物だ
2022/02/18
昨日、研修で伺った企業様。
お昼で帰っていくスタッフの方がお辞儀と共に
「きょうはこれで上がらせていただきます」
丁寧な挨拶にも感動したが
その後の行動に更に感動した。
彼女は帰りがけに
お客様の使用した椅子をまっすぐに直し
何も言わずそっと立ち去った。
できるようでなかなかできない行為だ。
会社員時代、一番後に入室した人が
全員の靴をキチンと並べていた人がいた。
目立たないところで
気働きができる人は本物だと思う。

きめ細かな言葉と思い
2022/02/17
本日は早朝より飛行機で出張先に向かう。
一旦は戻り始めていた乗客も
再びガラガラ状態だ。
座席下に荷物が置けないシートゆえ
頭上の収納場所にいれなければいけない。
機内で必要なものをバッグから出しながら
”いや、ちょおと待てよ。3人掛けに私一人かもしれない”
よこしまな考えが浮かぶ。
「スミマセン。横の座席は空いていますか」
CAさんに尋ねた。
「はい、空いております。どうぞお荷物を置いて、ゆっくりなさってください」
この「ゆっくりなさってください」の一言が早起きした身にしみる。
空いている座席を見てわがままになるのは
私だけではないようだ。
いきなり私の横から男性が前を通り座席移動した。
私の座席は中間の最前列なので
スペースはかなりあったのだが
突然だったので少し驚いた。
「横を申し訳ございませんでした」
すかさずCAさんが声掛けに来てくれた。
しかも小声だ。
これは男性客を気遣ってのことだ。
機体がゆっくりと動き向きを変える。
きめ細かな言葉と思いに朝日のスポットライトが当たる。

Zoomで新入社員研修
2022/02/16
画面上でも可能性は光る。
今日は埼玉の企業様とZoomで新入社員研修だった。
対面での研修と違い
個性や良い面がわかりづらいと思っていたが
私自身が慣れてきたからか
曇りガラスが晴れたようにつかみ取ることができた。
しっかりとした受け答え
背筋の伸びた意見
安定した話し方
2時間の中で成長も多く見られた。
敬語やお辞儀、姿勢など通常の新入社員研修で実施する項目は
さらっと伝え、
多くの企業様から得た情報を元に
最も必要なことを練習するよう組み立てた。
ひとつ紹介すると「返事の仕方」
これはすべての元になる。
時間を割いてでも実施することをお勧めする。

便利な世の中
2022/02/15
便利な世の中になったものだ。
必要書類を役所にとりに行くも役所違いだった。
指定された場所は
バスと電車を乗り継いで行く不便な所だ。
無駄足にならないよう電話をかける。
「HPからダウンロードできます」
何という現代的な言葉。
そうだった。
あらゆる書類はダウンロードできる時代だ。
まあ、私が思いつかなかったとしても不思議ではない。
最初に行った役所ではダウンロードなどという言葉さえ出なかった。
HPやダウンロード等無縁な年に見えたのだろうか。
窓口の皆さま、どうか先入観を持たずに
NET系は無理だろうと思う年齢の方にも
とりあえず案内してほしい。
意外と何とかなるものだ。
今日の夕方は愛知の企業様とZOOmで打ち合わせだ。
体を動かすより速く遠くの場所とつながるとは
その内、体ごと移動できる日も来るかもしれない。

季節は先取りする
2022/02/14
商品を売るためには季節を先取りすることだ。
暖房器具を追加するべく量販店に向かった。
「季節を先取りする」という商売の基本を忘れていた。
全く陳列されていない。
既に新生活に向けた商品が準備されている。
いくら寒いとはいえ
今更、暖房器具を買いに来るお客は相手にされないのである。
温かい食べ物が売れるのは9月
春らしいものが売れるのは・・・もうすぐだ。
春のディスプレイに変えるのも今がタイミングだ。
どんなに寒くても間違いなく季節は進んでいる。
ふと暖かさを感じる日が一日でもあれば
食べ物でも衣服でも
春物を買いたくなるのが人情。
というわけで暖房器具追加の計画は
正しい商売の前に頓挫した。
サクラの写真でも見て暖を取ることにしよう。

通話時間を短くするコツ
2022/02/13
日本は先進国の中では生産性が低い。
どこの企業も躍起になって改善に取り組んでいる。
国民性が原因かどうにも改善が進まないようだ。
手厚く応対することが良いサービスと思い込んでいる。
ここで断っておくが
「思い込んでいる」のは
お客様ではなく提供する側だ。
これについては別途記載する。
取り急ぎ、電話の生産性を上げるには
「質問は短く」することだ。
丁寧に言いすぎて文章が長くなると
相手は何を聞かれているのかピントがずれてしまう。
よって、知りたい答えも返ってこない。
何度か質問を重ねなることになる。
結局、通話時間は長くなる。
説明の仕方や提案など改善するべく項目はいくつかあるが
まずは「質問を短く」することに取り組んでみてほしい。

ピアスのドライバー
2022/02/12
いまやピアスは珍しくない。
例え40代の男性であったとしても。
空港までタクシーに乗った。
ワクチンの話から政治の話まで話題が豊富なドライバーさんだ。
海外のユーチューブも見ているとのこと。
丸い輪のピアスをしているのが目に入った。
タクシーのドライバーになって1年だという話は
乗車してすぐに聞いた。
それまでは何をしていたんだろう。
ピアス一つでイメージが膨らむ。
絶え間ないおしゃべりとピアス。
豊富な会話のトピックス。
前職は・・・。
考えているうちに到着した。
「お釣りはいいです」
というと、
「いや~、おしゃべりしたおかげでお釣り得しちゃいました」
極めつけは
「頑張ってください」
と車を降りて見送ってくれた。
こちらこそ
たった40円のお釣りでスペシャルなお見送りに
とても得をした道中であった。

お客様を指導するのも店員さんの仕事です
2022/02/11
意のままにならない物が多い。
例えば本屋のセルフレジ。
どうにも相性が悪い。
これまでにも
カードの差し込みが浅い
バーコードは2つともスキャンしなければならない
カードはゆっくり差し込まなければならない
いずれも店員さんのお世話になった。
そのたびに学習している私ゆえ
今日こそはの意気込みでセルフレジに挑む。
「カードが承認されません。もう一度やり直してください」
聞きたくなかった言葉を機械がしゃべる。
もう一度やり直す。
「カードが・・・」
それしかしゃべれないのかと機械をにらむ。
「お手伝いします」
フットワークの軽い店員さんが、すぐに来てくれた。
店員さんが操作すると正常に作動した。
「これで大丈夫です」
愛想の良い店員さんだ。
笑顔のまま元の場所に帰っていった。
今回は何が悪かったのか収穫なしだ。
せめて何をどうすればよかったのか教えてほしかった。

セルフレジの進化
2022/02/10
どんどん難しくなる。
カートに取り付けたスマホ?でセルフ会計が始まった。
入口に専用のカートとスマホの貸し出しコーナーが設置された。
近くのスーパーの話である。
おばあちゃんのテーマパークであるスーパー内で
貸出スマホを利用している人はゼロ
皆、当たり前のように有人レジに並んでいる。
セルフレジ付近ではスタッフの方が
手持無沙汰で立っている。
サポートしようにも誰も利用しないのである。
会計だけならまだしも
スマホでバーコードをスキャンして
会計するなんて無理!とつい最近まで思っていた。
が、
セルフはできるだけ早めに挑戦する方が良い。
人出不足、働き方改革の問題だけでなく
あらゆるセルフシステムは
コロナの影響で早められた。
付いていくしかないのである。
かといって
「使いたいので教えて」
とはなかなか言えないのである。
入口付近でデモンストレーションでもしてほしいものである。
ポスターを見ても
ただ口で説明されても
出来る人は少ない。
新しいシステムを導入する時は
時間と人を存分に使ってお客様に教育的指導を施すべきである。

