黒岩ちえこの接遇セミナー 贈り物
2014/10/30
先日贈り物を頂きました。
包みを開けると、コスモスの花を描いたしおりが入っていました。
読書は、私の数少ない趣味のひとつ
そして、数多ある花の中でコスモスは最も好きな花。
・・・でも送り主の方にそんな話をしたっけ・・・
店に入り、プレゼントを選んでくださっている光景が浮かんできました。
ありがたい、ありがたい光景です。
きっと、色んな私の他愛もない話を記憶してくださっていたのでしょう。
もうひとつ、包みの中に入っていたのは
白檀のお香でした。
す~と高貴な香りが空気にしみていきます。
大切な時間を割いて、贈り物を選んでくださったことを
両の手にあまる香りが教えてくれました。
黒岩ちえこの接遇セミナー どこまで気が配れるかが勝負です
2014/10/28
先日、昔一緒に働いていた後輩に会いました。
彼女は病院の受付で働いています。
「受信者様に問診票を記入していただくとき
バインダーにボールペンを一緒に挟んで渡しています。
そして、手渡す時にボールペンはバインダーから外して
別にお渡ししています。」
とのこと。
恐らく、バインダーに挟んだボールペンは
多くの人がバインダーごと渡していると思います。
ほんの些細な気遣いで
利用してくださる受信者様や患者様を
どれだけ大切に思っているのかが伝わってくるものです。
医療の現場で人の命と向き合う中で
彼女が自分でできる気遣いは何か
常に考えながら成長している姿に嬉しくなりました。
そういえば彼女とは、よく親子と間違えらえたなぁと、しみじみ・・・。
私も「娘」に負けないように頑張ります。
黒岩ちえこの接遇セミナー 小さな恋の物語
2014/10/27
小さな恋の物語・・・ご存知の方も多いと思います。
みつはしちかこさんの漫画ですね。
最終話が出ました。
みつはしさんは、ご病気で
ずっと療養中だったとのこと。
そして、この度ずっと気になっていらっしゃった
「チッチとサリー」の最終回を書きあげられたそうです。
一つのことに、ずっと打ち込むのは素晴らしいですね。
接客サービスは形がないもの。
作品として残しておくことができませんが
誰かの心に「感動」として残るのは同じこと。
下書きも、ストックもできない一発勝負の多い接客サービス。
しかし、感想はリアルにいただけます。
だからこその、やりがいがあります。
ちなみに、「チッチとサリー」どうなったか気になりませんか。
・・・え~、そうなってしまったのね・・・。
といった結末です。
黒岩ちえこの接遇セミナー 自分の顔はどんな顔
2014/10/26
先日大阪から来た友人。
待ち合わせをしている間に、外人さんに道を尋ねられたそうです。
うまく答えられたかは・・・別として・・・。
この友人、数日前も1日で3回も・・・しかも外人さんばかりに。
道を聞かれやすい人とそうでない人がいます。
道を聞かれやすい人は、良い表情をしているのでしょうね。
どの人に道を尋ねよう・・・
そう思った瞬間に私たちのセンサーは働き始めます。
優しそうな人
穏やかそうな人
余裕のありそうな人
人混みの中で、そんな人を探し始めます。
自分の顔がどんな顔をしているのか
鏡を見るよりも、ずっと正確に他人が判断してくれます。
黒岩ちえこの接遇セミナー ありがとうの言葉をたくさんもらう人
2014/10/25
スーパーのレジで並んでいました。
私の前にいた年配の女性が
「どうぞ」
そういって私の買い物かごも台に置けるように
自分の買い物かごをずらしてくださいました。
「ありがとうございます。」
開けられたスペースは
優しい光が射していました。
会計が終わるとレジの女性に
「ありがとうございます。」
笑顔でお礼を言っています。
そして、私を振り返り
「お先に」といった感じで会釈してくださいました。
「ありがとうございます!」
さっきの3倍ぐらいの笑顔でレジの女性は挨拶しました。
「ありがとうございます。」
私も会釈で返しました。
たくさんの「ありがとう」をまとってその方は帰っていかれました。
黒岩ちえこの接遇セミナー 一輪ほどもない花だけど
2014/10/23
人気のもつ鍋屋さん。
予約をしないと、なかなか入れないほどです。
今回は予約をしていきました。
案内されて、席に着きました。
テーブルの上には、お箸、お手拭きと揃えてくれていました。
そのお箸には、花が添えられていました。
スターチスの花です。
小さな小さな花です。
一つ一つ花をつんで、割りばしに添えた思いが見えるようです。
丁寧に花を添えた割りばしは
なお、きれいに並べられていました。
黒岩ちえこの接遇セミナー 質問コーナースタートしました
2014/10/21
今日から質問コーナーをスタートしました。
場所はこのサイト内の「ニュース・トピックス」のところです。
HPを開いていただくと、
今日の質問内容がすぐにわかるようになっています。
興味のある内容の時は
どうぞご覧になってくださいね。
ちなみに、今日は「接客するときの立ち位置は?」です。
結構悩むものです。
この他にも、
「お客様との距離は」「ドアの開け方は」
「ドアを開けた後の立ち位置は」
「膝附接客は正しい??」
色んなご質問を頂いております。
順次、お答えしていきますね。
今日もご覧いただきありがとうございました。
アメブロの「おもてなしの達人さがし」も
よかったらご覧くださいませ。
こちらも、ほぼ毎日更新中です。
黒岩ちえこの接遇セミナー 間違えたらどうする
2014/10/20
先日行ったお寿司屋さんでのこと。
後から入ってきたご夫婦。
テーブルに置いてあるオーダー表に注文を書き込みました。
受け取った職人さんは
それを見ながら、次々お寿司を出していっています。
ふと職人さんの手が止まりました。
じっとオーダー表を見ています。
手でなぞりながら見ています。
「スミマセン、お客さん。
ホタテをご注文だったんですね。間違えて○○を出してしまいました。」
言われたお客様も「えっ?」
どうやらオーダー表を見間違えたようです。
「さっき出したの○○だったんですよ。
ほらこれ!ホタテご注文だったんですよね」
「スミマセン、気づかず食べてしまいました」
謝る奥様、隣でご主人が
「いいですよ。追加で付けておいてください」
結局注文はしていないけど、お金を払うことになりました。
こういった場合
「申し訳ございません。こちらのお代は結構です。
すぐにホタテを握ります。お待ちくださいませ」
これが、また来ていただくための、正しい対応だと思うのです。
このお店の隣もお寿司屋さんです。
しかも、お客様が入りきらず店の外には20人くらい並んでいる繁盛店です。
私が入ったお店は空席が目立ちます。
しかし、まだまだ勝負はわかりません。
間違えた時も顧客作りのチャンスです。
方法さえ間違えなければ。
黒岩ちえこの接遇セミナー 電話セールス
2014/10/16
自宅の固定電話が鳴りました。
仕事関連は、ほとんど携帯電話にかかってきます。
こんな時間にかかってくるのは・・・
予想通りセールスの電話でした。
インターネット関連のようです。
「今お時間よろしいですか?」
から始まり、何やら説明をしてくださいます。
「インターネットは何をお使いですか」
「私は、仕事でPCを持ち歩きますので・・・」
話の途中で
「ああ、そういうことですね・・。」
声のトーンが一気に下がるのがわかりました。
「どうも何度も失礼いたしました。」
何度も?
確かにこのようなセールスの電話は何度もありましたが・・。
一日に何本も電話をするお仕事。
冷たい対応をされることも多いのでしょうね。
心がくたびれていたのでしょうか。
そのたびに、気持ちをリセットするのは大変なこと。
似た経験があるのでわかります。
でも、それも自分が選んだお仕事。
ダイヤルを回す前に、ため息ではなく
天井を向いて深呼吸をしてみましょう。
次の電話では良いことがあるかもしれませんよ。
黒岩ちえこの接遇セミナー お辞儀の角度だけかと思っていました
2014/10/14
「お辞儀の角度だけかと思っていました。」
ある企業様での研修を終え、かけられた言葉です。
「接遇」というと、お辞儀の角度や言葉使いのイメージがあるのでしょうね。
心理学のワークを取り入れた研修に
「とても楽しかったです」と握手をしてくださいました。
以前、ある銀行でトラブルがありました。
窓口の男性が、勘違いをして送金がうまくできなかったのです。
再び銀行へ出向き対応していただきましたが
担当をしてくださったのは女性の責任者の方。
クールにテキパキと処理をしてくださいました。
そして、深々と「申し訳ございませんでした」と頭を下げてくださいました。
角度も、言葉使いも完璧でした。
しかし、そのマニュアル通りの応対には冷たさを感じました。
点数をつければ高得点なのでしょう。
でも、体温が感じられなかったのです。
その後、ミスをした男性行員の方の前を通りかかりました。
「すみませんでした・・」
顔を真っ赤にし、背中を丸めるように頭を下げてくれました。
その姿には、マニュアルを通り越した温度がありました。