黒岩ちえこの接遇セミナー 知らぬが仏
2014/04/16
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
友人に聞いた話です。
ある男性が、自宅でトイレに行ったときに
携帯電話をトイレに落としてしまったそうです。
普段ワイシャツのポケットに入れる癖がついていた男性は
トイレに座りながら、いつものように胸ポケットに携帯電話を
・・・入れたつもりだったのですが
この日はOFFの日・・ワイシャツは来ていなかったそうです。
無残に空を切った携帯電話は最も落ちてはいけないスペースへ落下。
拾い上げたものの、防水機能が心配になり
携帯電話ショップへ持って行ったそうです。
そして、何も知らない優しい携帯ショップのお姉さんの手に
その携帯電話は渡ったのです。
そこから先は、ご想像にお任せいたしますが
どこの水に浸かった電話なのか、お姉さんは知る由もないのでした。
いえ、知らない方が幸せなのでした。
いやはや、接客とは色々と大変なのです。

黒岩ちえこの接遇セミナー イントネーション
2014/04/15
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
「関西のご出身ですか」
よく言われる言葉です。
どうもイントネーションでわかってしまうようですね。
会社員時代、現場で接客をしていると
少々ツッパリ風で恐そうなイメージの男の子が
「お母さん、大阪の人?」
「出身は大阪ではないけど、7~8年住んでいました。わかります?」
「俺のツレも大阪だから。話し方が似てるなと思って」
話がはずみ「また来るよ」と笑顔で帰ってくれました。
中には「私も関西に住んでいました。」
嬉しそうに話してくれる方もいます。
信頼関係を築くには、まずペースを合わせることが大切です。
同じイントネーションだとなんとなくペースが合うのでしょうね。
心理学でいう「ペーシング」ですね。
新入社員で地方から都会に出てこられた皆様。
イントネーションもコミュニケーションのきっかけになりますよ。

黒岩ちえこの接遇セミナー 恥をかかせない気配り
2014/04/14
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
打ち合わせに、ご依頼主様のビルに向かいました。
3度目の訪問です。
方向音痴の私でも、すっかり覚えました。
・・・と安心したのがいけなかったのですね。
数階建のビルの何階のフロアかわからなくなってしまいました。
いくつかのフロアが、ご依頼主様のフロアです。
自分の勘を頼りに5Fに向かいました。
エレベーターのドアが開いた瞬間、きれいな女性が立っていらっしゃいました。
どうやら、会社説明会だったようです。
どう見ても、学生には見えない私を見て一瞬戸惑ったようです。
「スミマセン・・。打ち合わせに伺ったのですが
フロアを間違えてしまいました。」
慌てて説明する私に、
「いえいえ、こちらのフロアも普段、打ち合わせに使っておりましたから・・。」
恥をかかせないようにフォローしてくださいました。
こんな風に、とっさに
相手の気持ちを回復させる言葉が言えるといいですね。
自分が間違ったことは、すっかり忘れ気持ちも軽く6Fに登って行ったのでした。

黒岩ちえこの接遇セミナー 300円の運試し
2014/04/11
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
ふと思いつき、運試しをすることにしました。
ロト7です。
スーツ姿のサラリーマンが数人並んでいます。
キャリーオーバーなので8億円だそうです。
現実に誰かに当たる金額です。
私も、頭に浮かぶラッキーナンバーを7個書きました。
お金を支払い、背中を向けた瞬間、
「大きいのが当たりますように!」
あまりの声のハリに、思わず振り返りました。
そこには、窓口の女性のビッグスマイルがありました。
「ありがとう!」
ビッグスマイルで返しました。
300円の運試しは、どうやら当たりでしたね。
ビッグスマイルを受け取っただけでオールOKです!
出来れば、当たるといいなという下心は捨てきれませんが・・・。

黒岩ちえこの接遇セミナー 保留の時間
2014/04/10
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
市役所に電話をかけました。
実は、出かけに用事を思い出し慌てていた私は
「ただ今、担当者が他の電話に追われていまして・・・
折り返しお電話させていただいてよろしいでしょうか」
と言われ
「今から出かけるので、○○のことだけお伺いしようと思っていたので・・」
と電話を切ろうとしたのですが、親切な職員の方は
「では、それだけ確認いたしますのでお待ちください」
「いいですよ。急いでいますので。」
「お時間そんなにかかりませんので」
そんなやり取りのあと、保留の音楽が流れました。
忙しいのに、申し訳ないなと思いながらも時間が気になる私です。
1分、2分・・待たされる間の時間は長いです。
3分たった頃「お待たせいたしました」
その後の応対も、とても親切で感謝、感謝でした。
しかし、途中で不安になったのは事実です。
では、保留の時間はどれくらいが許容時間なのでしょうか。
だいたい、30秒くらいです。
それ以上お待たせすると、ストレスを与えることになってしまいます。
たった30秒・・・と思ってしまいますが
体感時間は、置かれた状況によって違いますものね。

黒岩ちえこの接遇セミナー おねえさん!
2014/04/09
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
店先で可愛い女性が二人、何かお奨めをしています。
小さなお店の店先で、珍しいです。
何だろう?と眺めながら通り過ぎようとしました。
「○○のドリンクです。良かったらいかがですか」
どうやら、ドリンクの試飲をしながら販売しているようです。
お店は道路の反対側です。
「ふ~ん」ぐらいの程度で通り過ぎました。
「おねえさん!どうぞ!」
振り向くと、その可愛い女性が
紙コップに入れたドリンクを持って走って追いかけてきてくれたのです。
「これから夏場になると、熱中症にも効果があります。
ライチが入ったドリンクです!」
この気合がいいですね。
眺めながら通り過ぎる人が圧倒的に多いと思います。
しかし、それも見逃さずに試飲をしてもらう。
何より気に入ったのは、私を
「おねえさん」と呼んだところです。
今日は用事の途中だったので、買えなかったけど
今年の夏のドリンクは、これに決めました。
おねえさんは、もうこれしか飲みません!

黒岩ちえこの接遇セミナー わかりやすく伝える
2014/04/08
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
地図を伝えるのは難しいですね。
道を聞かれると、説明するよりも一緒に行ってあげる方が早いと思うことがあります。
自分の頭に浮かんでいる映像を思いながら伝えるのですが
相手の頭の中に浮かんでいる映像は違うものです。
相手の頭の中の映像が見えると、
その場で書き換えができるのですが・・・。
難しいです。
コンビニやコーヒーショップはたくさんありすぎて
もはや、目印にはならなくなりました。
「東西南北」も初めての土地はわかりづらいです。
私がよく説明時に使う言い方は
「○○を背にして右(左)」
「○○まで行ったら行きすぎてます」
「○○まで着いたら、そこでもう一度連絡をください」
ただ、自分が方向音痴なものですから、ついつい・・・
多くの情報を伝えてしまいがちです。
細かな情報は混乱を招くだけです。
さすがにデパートのインフォメーションにいる方はお上手です。
「あそこの自動ドアまでお進みください。
自動ドアを入りましたら、左端から3基までのエレベーターで・・・」
実際には、自動ドア手前から行く方法もあったのですが
シンプルな行き方を、シンプルな言葉で伝えてくださいました。

黒岩ちえこの接遇セミナー 福の神様
2014/04/04
今日も接遇塾ブログをご覧いただきありがとうございます。
「おっこう屋」というお店が高知空港の近く
赤岡町と言う町にあります。
骨董品、世界に一つの手作りの品、今ではなかなか手に入らない着物
懐かしい食器やお人形が所狭しと置かれています。
そしてこのお店は、なんと
伊能忠敬が地図を描くために滞在した家だそうです。
高知に帰ると、ここの中庭で接遇セミナーを実施しています。
そこで聞かれたのが、店主の嘆きです。
「最近はお客様が少なくて・・・」
お店を見渡すと、あまりの商品の多さにお掃除ができていないのです。
「福の神はホコリが嫌いだからお掃除しないとね」
しばし、お掃除おばさんと化し福の神を呼ぶことに。
すると、どうでしょう!
次々とお客様がご来店!
なんと県外からも、わざわざ来てくださいました。
売り上げは普段の〇倍!
お客様が来ないと嘆いていらっしゃる皆様、
まずは、お掃除ですよ。

黒岩ちえこの接遇セミナー 相槌
2014/04/03
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
救急病院に行ったときのこと。
私は付添だったため、待合室で待っていました。
急患で来られる方は、年配の方がほとんどです。
患者さんは、お話が聞ける状態ではないので
看護師さんが、付き添いの方にお話しを聞いています。
付き添いで来られている奥様もご年配です。
「今お薬は飲んでいますか」
「はい。○○と○○を・・・」
「病院にかかったことはありますか」
「はい」
「いつですか」
「あの・・・」
「病院にかかったのはいつごろですか」
私には、尋問されているようにしか聞こえませんでした。
一生懸命答えている奥様の言葉に、相槌はなく矢継早に質問を続けます。
的確に答えられなくて不安になったのか奥様は
「昨年までは息子が全部やってくれていて・・・
その息子が亡くなって・・・」
ご自分の状況を伝えていました。
「手術はしましたか」
やはり、相槌はありません。
バインダー片手に書き込まれていく必要事項
大切な事を聞き逃さないようにお仕事をされているのだと思います。
でも、なにか大切なことを取りこぼしているような気がしました。

黒岩ちえこの接遇セミナー 一筆箋
2014/04/02
今日も接遇塾「接遇セミナー」にお立ち寄りいただきありがとうございます。
文房具好きの私は、ついつい必要に迫られていなくても
文房具屋さん、雑貨屋さんに入ってしまいます。
ノート、ボールペン、メモ帳、付箋など可愛いのを発見するのが楽しみです。
買ってもなかなか使わずにストックが増えるばかりですが・・・。
そんな中、勢いよく減っていってしまうのが一筆箋です。
ちょっとした資料を送るとき、伝言など季節感のある模様を選び使います。
会社員時代も一筆箋はデスクの引き出しにいつも入っていました。
先日、ある方に聞いたお話です。
勤めている会社から、仕事関連の荷物が自宅に届いたそうです。
丁度体調を崩していた彼女は、その旨を伝え荷物を自宅に送ってもらったのですが
届いた小包の中には、体調を思いやるメモすら入っていなかったとのこと。
忙しい作業の中にも、気遣いは大事ですね。
便箋に書かれた手紙には、かなわないですが
せめて、ひとこと自筆の言葉が添えられていると嬉しいものです。
「同封」する「思い」は、どんなに大量でも送料もかかりませんから。

